【純化】 ジュンカ 徳によって感化すること。〈同義語〉淳化・醇化。〔国〕まじりけのないものにする。まじりものをのぞいて純粋なものにする。また、複雑なものを単純化する。

【純乎】 ジュンコ まじりけのないさま。ひとえに。『純然ジュンゼン』〈同義語〉醇乎。「君子之容、純乎其若鍾山之玉＝君子ノ容ハ、純乎トシテソレ鍾山ノ玉ノゴトシ」〔→呂覧〕

【純正】 ジュンセイ まじりけなく正しい。

【純白】 ジュンパク まっしろ。心にけがれがなく清らかなこと。「機心存於胸中、則純白不備＝機心胸中ニ存スレバ、スナハチ純白備ハラズ」〔→荘子〕

【純如】 ジュンジョ 音楽の音色などが、やわらかで調和のとれたさま。〈同義語〉淳如。落ち着いたさま。「始作翕如也、従之純如也＝始メテ作スニ翕如タリ、コレヲ従チテ純如タリ」〔→論語〕

【純吏】 ジュンリ まじめに職務につくす役人。忠実な官吏。

【純孝】 ジュンコウ 非常にあつい孝行。〔→左伝〕

【純臣】 ジュンシン 忠義いちずの家臣。

【純良】 ジュンリョウ 品質にまじりけがなく、よいこと。性質がまじめで、すなおである。

【純明】 ジュンメイ まじめで、かしこいこと。「汝之純明而不克蒙其沢乎＝ナンヂノ純明ニシテソノ沢ヲ蒙ル克ハザルカ」〔→韓愈〕

【純厚】 ジュンコウ 非常に手あついこと。〈同義語〉淳厚・醇厚。

【純美】 ジュンビ まじりけがなく美しい。〈同義語〉淳美・醇美。

【純益】 ジュンエキ 純粋の利益。本当のもうけ。