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【舟中之指可掬】🔗🔉

【舟中之指可掬】 シュウチュウノユビキクスベシ〈故事〉水戦に敗れ、水に落ちた兵が先を争って舟によじのぼろうとするとき、舟中の者が舟ばたにすがる兵士の指を切り落とし、舟中に落ちた指が両手にすくうほどになった故事。ひどい敗戦の形容。〔→左伝

【舟行】🔗🔉

【舟行】 シュウコウ 舟に乗っていく。「舟行無人岸自移=舟行スルニ人無ク岸ハオノヅカラ移ル」〔→蘇軾

【舟泊】🔗🔉

【舟泊】 シュウハク 舟を岸につけてやどる、舟の中のかり寝。『舟次シユウジ』

【舟航】🔗🔉

【舟航】 シュウコウ 舟で水路をいく。

【舟師】🔗🔉

【舟師】 シュウシ 舟に乗って戦う軍隊。『舟軍シュウグン』舟をこぎあやつるのを仕事とする人。船頭。

【舟梁】🔗🔉

【舟梁】 シュウリョウ 舟を並べてつくった橋。ふなばし。舟と橋。

【舟筏】🔗🔉

【舟筏】 シュウバツ 舟と、いかだ。舟のこと。

【舟楫】🔗🔉

【舟楫】 シュウシュウ 舟とかい。また、転じて、舟のこと。「江湖多風波、舟楫恐失墜=江湖ニハ風波多ク、舟楫ノ失墜センコトヲ恐ル」〔→杜甫転じて、天子の政治をたすける臣下のたとえ。「用汝作舟楫=ナンヂヲモッテ舟楫ト作サン」〔→書経

【舟戦】🔗🔉

【舟戦】 シュウセン 舟に乗ってする戦い。ふないくさ。〈類義語〉海戦。

【舟壑】🔗🔉

【舟壑】 シュウガク〈故事〉物を安全なところにしっかりとしまいこむことのたとえ。舟を深い谷底にしまうの意。▽「荘子」大宗師篇の「蔵舟於壑=舟ヲ壑ニ蔵ス」から。

【舟艦】🔗🔉

【舟艦】 シュウカン 戦争用の舟。いくさぶね。

【推舟於陸】🔗🔉

【推舟於陸】 フネヲリクニオス〈故事〉舟を陸上で走らせようとする。我意をはってむりを通そうとすることのたとえ。〔→荘子

【刻舟求剣】🔗🔉

【刻舟求剣】 フネニキザミテケンヲモトム〈故事〉→「刻舟コクシュウ」

【航】🔗🔉

【航】 10画 舟部 [四年] 区点=2550 16進=3952 シフトJIS=8D71 《常用音訓》コウ 《音読み》 コウ(カウ)/ゴウ(ガウ)〈hng〉 《訓読み》 ふね 《名付け》 ふね・かず・つら・わたる 《意味》 {動}ふねが並んで勇ましく進む。のち、ふねが進むことをいう。また、転じて、空中を海になぞらえ、空中を進むことを航空ともいう。「航海」 {名}ふね。▽漢代、東方の方言でふねをいう。 《解字》 会意兼形声。亢コウは、人の首がまっすぐたつさま。航は、もと、「方(並ぶ)+音符亢」の会意兼形声文字で、舟が並んで堂々と進むこと。のち「舟+音符亢」で、波に逆らって堂々と進むこと。 《単語家族》 亢コウ(まっすぐたつ)抗コウ(堂々とたって逆らう)と同系。 《類義》 →渡 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 3690