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【蓬累】🔗🔉

【蓬累】 ホウルイ 蓬ホウが風に吹かれてあてもなくころがっていくように、あてどなく放浪する。▽一説に、頭に物をのせていくこと。〔→史記〕「不羞蓬累行、粗識瓢飲楽=蓬累ノ行ヲ羞ヂズ、粗ボ瓢飲ノ楽シミヲ識ル」〔→元好問

【蓬莱】🔗🔉

【蓬莱】 ホウライ 想像上の山の名。東の海上にあり仙人センニンが住むという。「蓬莱山」「蓬壺ホウコ」「蓬島ホウトウ」とも。蓬莱山にあるという、仙人が住む宮殿。「蓬莱宮」とも。「蓬莱院閉天台女=蓬莱ノ院ハ閉ザス天台ノ女」「征帆一片遶蓬壺=征帆一片蓬壺ヲ遶ル」〔→李白唐代、高宗がたてた宮殿の名。蓬莱宮。漢代の宮中の書庫、東観のこと。▽仙人の蔵書はすべて蓬莱山にあるという伝説から。「蓬莱文章建安骨=蓬莱ノ文章建安ノ骨」〔→李白蓬ホウが生えて荒れ果てたくさむら。(6)地名。唐代から置かれた。山東半島の北角にある。

【蓬葆】🔗🔉

【蓬葆】 ホウホ・ホウホウ 蓬ホウと葆(車などにつける、はねかざり)。▽髪の毛などのみだれたさまにたとえる。「鬢掻劇蓬葆=鬢掻ケバ蓬葆ヨリモ劇シ」〔→梅尭臣

【蓬蒿】🔗🔉

【蓬蒿】 ホウコウ 蓬ホウのこと。また、蓬の生えた草むら。いなか。「我輩豈是蓬蒿人=我ガ輩アニコレ蓬蒿ノ人ナランヤ」〔→李白しゅんぎくのこと。苅蒿トウコウ。

【蓬髪】🔗🔉

【蓬髪】 ホウハツ 乱れた髪。ざんばら髪。

【蓬頭】🔗🔉

【蓬頭】 ホウトウ 髪の毛の乱れたあたま。『蓬首ホウシュ』

【蓬頭垢面】🔗🔉

【蓬頭垢面】 ホウトウクメン・ホウトウコウメン 髪の毛の乱れた頭とあかじみた顔。なりふりかまわないさまのこと。〔→魏書

【蓬顆】🔗🔉

【蓬顆】 ホウカ 大地に蓬ホウなどの雑草が生えること。荒廃のさま。▽「顆」は、塊の意で大地のこと。「風流翳蓬顆、故地使人嗟=風流ハ蓬顆ニ翳レ、故キ地ハ人ヲシテ嗟カシム」〔→王安石

漢字源 ページ 3836