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【蘇】🔗⭐🔉
【蘇】
19画 艸部
区点=3341 16進=4149 シフトJIS=9168
【蘓】異体字異体字
19画 艸部
区点=7331 16進=693F シフトJIS=E55E
《音読み》 ソ
/ス
〈s
〉
《訓読み》 よみがえる(よみがへる)
《意味》
{動}よみがえる(ヨミガヘル)。つまったのどを息が通り、生きかえる。窒息がとけて生きかえる。▽訓の「よみがへる」は、「よみ(夜見・黄泉→死の世界)+かへる(返)」から。〈同義語〉→甦ソ。「蘇生ソセイ」「蘇息ソソク(つまりそうな息をはあっと通して休息する、ひと息つく)」
{動}くっついていたのが離れて別々になる。〈類義語〉→疏ソ。
{動}すきまのあいたまぐわで葉をすきとる。転じて、びっしり生えた葉を刈って間をすかせる。「樵蘇ショウソ(木や草を刈って間をすかせる)」
{名}草の名。葉は暗紫色で香気がある。夏から秋にかけて紫色の花をつける。葉と実は薬用・食用になる。紫蘇シソ。
「白蘇ハクソ」とは、えごま(紫蘇シソの一種)の種子のこと。油をとる。
「屠蘇トソ」とは、正月の厄ヤク払いに飲む酒に入れる薬味。また、それを浸した酒。
「蘇屠ソト」「蘇塗ソト」とは、朝鮮の古代のやしろ。また、卒塔娑ソトバ(仏骨を入れる塔や骨を納めたしるしの立て札)のこと。
{名}姑蘇コソ(今の蘇州)のこと。また、江蘇省のこと。「蘇浙ソセツ(江蘇省と浙江セッコウ省)」
「蘇蘇ソソ」とは、(イ)間が透けて見えるさま。(ロ)心の中にすきま風が吹くさま。
《解字》
会意兼形声。下部の字(音ソ)は「魚+禾(いね科の植物)」の会意文字。まったく縁のない物を並べて、関係がない、すきまがあいていることを示す。疏ソ(離れて別々になる)
疎ソ(離れて別々になる)
粗ソ(ばらばらに離れるあらい米)などと同系。蘇はそれを音符とし、艸を加えた字で、葉と葉の間にすきまがある植物をあらわす。転じて、のどにすきまがあいてつまった息が通ること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要書物
→主要人名
















漢字源 ページ 3877。