【蝸牛角上之争】 カギュウカクジョウノアラソイ〈故事〉小さな事がらで争う。つまらない争いのこと。▽「荘子」則陽篇にある、かたつむりの角の上の二国が争ったという話から。「蝸角之争カカクノアラソイ」とも。

【蝸角】 カカク かたつむりの角。転じて、非常に微小なもの。

【蝸舎】 カシャ かたつむりのからのように小さい家。自分の家を謙そんしていうことば。『蝸廬カロ』

【蝌】 15画　虫部　 区点=7388　16進=6978　シフトJIS=E598 《音読み》　カ（ク）〈k〉 《意味》 「蝌蚪カト」とは、かえるの幼生。おたまじゃくし。▽科斗に虫へんを添えて、動物であることを示したのが蝌蚪という書き方。 《解字》 形声。「虫＋音符科」。 《熟語》 →熟語

【蝌蚪】 カト →〈意味〉科斗文字のこと。→「科斗文字」

【蝎】 15画　虫部　 区点=7389　16進=6979　シフトJIS=E599 《音読み》　カツ／ガチ〈xi〉 《訓読み》　さそり 《意味》 ｛名｝かみきりむしの幼虫。きくいむし。 「蝎虎カッコ」とは、やもり。 ｛名｝〔俗〕さそり。毒針をたてて行く手をはばむ、さそり。〈同義語〉→蠍。 《解字》 会意兼形声。「虫＋音符曷カツ（はっとおどかす、行く手にたちはだかる）」。 《単語家族》 喝カツ（はっとおどす）遏アツ（たちはだかる）と同系。 《熟語》 →下付・中付語

【蝴】 15画　虫部　 区点=7390　16進=697A　シフトJIS=E59A 《音読み》　コ／グ〈h〉 《意味》 「蝴蝶コチョウ」とは、虫の名。大形の羽をもったちょう。 《解字》 会意兼形声。「虫＋音符胡コ（かぶさる、大形）」。 《熟語》 →熟語 →故事成語