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【覆盆】🔗🔉

【覆盆】 フクボン はちの水をひっくりかえす。▽雨が激しく降ることの形容。また、重なるうらみ、重なるやみの世界のたとえにも用いる。フウボン はちをふせる。ふせたはち。かくれて人に見えないたとえ。きいちご。▽「覆盆子フウボンシ」の略。

【覆盆子】🔗🔉

【覆盆子】 フウボンシ きいちご。▽枝が地にふせることから。

【覆面】🔗🔉

【覆面】 フクメン・フウメン 顔を布や手でおおいかくす。神仏に供え物をするとき、息がかからないように鼻と口をおおうもの。

【覆案】🔗🔉

【覆案】 フクアン =覆按。何度もくりかえしてよくしらべる。「今、不良之吏、覆案小罪=今、不良ノ吏、小罪ヲ覆案ス」〔→漢書

【覆啓】🔗🔉

【覆啓】 フクケイ =復啓。返事の手紙で、最初に書くあいさつのことば。▽返事を申しあげるの意。

【覆巣之下復有完卵乎】🔗🔉

【覆巣之下復有完卵乎】 フクソウノモトマタカンランアランヤ〈故事〉ひっくりかえった巣に、完全な卵が残っているだろうか。本が滅びると末も滅びること。〔→世説

【覆傾】🔗🔉

【覆傾】 フクケイ ひっくりかえって傾く。国や世の中を滅ぼすこと。また、国や世の中が滅びること。「至覆傾国家、或乱陰陽=国家ヲ覆傾シ、或イハ陰陽ヲ乱スニ至ル」〔→漢書

【覆載】🔗🔉

【覆載】 フウサイ・フサイ 万物をおおっている天と、万物をのせている地。天地のこと。乾坤ケンコン。〔→淮南子おおい。「覆載天地、刻彫衆形而不為巧=天地ヲ覆載シ、衆形ヲ刻彫シテ巧ト為サズ」〔→荘子

【覆試】🔗🔉

【覆試】 フクシ やりなおしの試験。再試験。

【覆溺】🔗🔉

【覆溺】 フクデキ 舟がひっくりかえって、乗っている人が水におぼれる。

【覆甕】🔗🔉

【覆甕】 フウオウ 著述などが世間に広まらず、その書物でかめのふたをする。重んずるほどの価値のない著述のこと。また、自分の著述の謙称。▽「漢書」揚雄伝・賛から。『覆醤フウショウ』

【覆滅】🔗🔉

【覆滅】 フクメツ ひっくりかえり滅ぶ。完全に滅びること。

【覆蓋】🔗🔉

【覆蓋】 フウガイ おおいかぶさる。また、おおいかぶせる。「枝枝相覆蓋=枝枝アヒ覆蓋ス」〔古楽府〕

漢字源 ページ 4026