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【象牙】🔗🔉

【象牙】 ゾウゲ 象のきば。長くて筋めがあってかたい。器具や印鑑・美術工芸品の材料として使用される。『象歯ゾウシ』

【象牙之塔】🔗🔉

【象牙之塔】 ゾウゲノトウ 芸術至上主義をとなえる人々が、いとわしい俗世間を離れて静寂な芸術を楽しむことを皮肉っていったことば。〔国〕学者などの、現実社会から離れた研究生活を皮肉っていったことば。

【象外】🔗🔉

【象外】 ショウガイ 目で見ることができる形以外のものであること。現実の形を超越した、高遠な原理の世界のこと。「自羨幽居楽、長為象外人=ミヅカラ幽居ノ楽シミヲ羨ヒ、長ニ象外ノ人ト為ラン」〔→寒山

【象刑】🔗🔉

【象刑】 ショウケイ 体刑のかわりに、罪人が着用する衣服を制限し、それによって恥辱を与える刑。▽一説に、天がさまざまな現象をあらわして人に示すように、五刑を国民に示して犯罪のおそろしさを知らせることから、国の法律のこと。その他、種々の説がある。

【象形】🔗🔉

【象形】 ショウケイ 物の形をまねてかたどること。六書リクショの一つ。

【象形文字】🔗🔉

【象形文字】 ショウケイモジ 物の形をかたどってつくった表意文字。エジプト、中国の古代文字など。

【象似】🔗🔉

【象似】 ショウジ 物の形をかたどる。形をまねてにせる。

【象声】🔗🔉

【象声】 ショウセイ 発音をあらわす成分を含んだ漢字。六書リクショの一つ。「形声」のこと。

【象事】🔗🔉

【象事】 ショウジ 事がら、事態になぞらえた漢字。六書リクショの一つ。「指事」のこと。

【象牀】🔗🔉

【象牀】 ゾウショウ 象牙ゾウゲで美しく飾った寝台。「解鬟臨鏡立象牀=鬟ヲ解キ鏡ニ臨ンデ象牀ニ立ツ」〔→李賀

【象胥】🔗🔉

【象胥】 ショウショ 周代の官名。通訳官。〔→周礼

【象眼{嵌}】🔗🔉

【象眼{嵌}】 ゾウガン 金属・木材などの表面に模様をきざんで、象牙ゾウゲや金銀などをはめこんだもの。印刷で、版をなおすために、鉛版の訂正すべき誤字の部分を削り除いて正しい活字をはめこむこと。

【象歯焚身】🔗🔉

【象歯焚身】 ゾウシミヲタオス〈故事〉象は象牙ゾウゲがあるために殺される。財物が多いために災いをこうむることのたとえ。▽「春秋左氏伝」襄公二十四年の「象有歯以焚其身=象ハ歯有リテモッテソノ身ヲ焚ス」から。

漢字源 ページ 4202