【輿地】 ヨチ 大地。▽「淮南子」原道訓の「以地為輿則無不載也＝地ヲモッテ輿ト為セバ、スナハチ載セザル無キナリ」から。

【輿地図】 ヨチズ 世界を描いた地図。『輿図ヨズ』「御史、奏輿地図＝御史、輿地図ヲ奏ム」〔→史記〕

【輿志】 ヨシ ＝輿誌。地理について記してある書物。地理書。

【輿図】 ヨズ「輿地図ヨチズ」と同じ。ヨト 領土。

【輿師】 ヨシ 多くの軍隊。

【輿疾】 ヨシツ・シツヲノス 病気の人を助けて車にのせる。

【輿馬】 ヨバ 車と、それをひく馬。

【輿望】 ヨボウ 世間の人々から受ける人望。〈同義語〉与望。

【輿梁】 ヨリョウ 車やこしがとおれるほどの大きな橋。「十二月輿梁成＝十二月ニハ輿梁成ル」〔→孟子〕

【輿衆】 ヨシュウ 世の中の多くの人々。民衆。〈同義語〉与衆。

【輿誦】 ヨショウ 多くの人々のとなえることば。世の中の多くの人々の考え。

【輿駕】 ヨガ 天子の乗り物。

【輿輦】 ヨレン 天子の乗る車。

【輿論】 ヨロン 世間の人々の意見・考え。世論。〈同義語〉与論。

【輿薪】 ヨシン 車につんだまき。▽大きなものにたとえる。「輿薪之不見為不用明焉＝輿薪ノ見エザルハ明ヲ用ザルガ為ナリ」〔→孟子〕

【輿隷】 ヨレイ こしをかつぐ人。召使。『輿台ヨダイ』

【輿議】 ヨギ 多くの人の意見。〈同義語〉与議。

【轆】 18画　車部　 区点=7760　16進=6D5C　シフトJIS=E77B 《音読み》　ロク〈l〉 《意味》 ｛形｝車が走るときのごろごろという音の形容。「轆轆ロクロク」 「轆轆ロクロク」とは、車。滑車。 「轣轆レキロク」とは、綿花から糸をくりだしてくだにまきつける装置。いとぐるま。糸くり車。 《解字》 形声。「車＋音符鹿ロク」。ころころ、くるくるという音をあらわす擬声語。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語