複数辞典一括検索+

【郷亭】🔗🔉

【郷亭】 キョウテイ 貴人などが村にもっているしもやかた。漢代の地方区画の、郷と亭。▽十里ごとに一亭を置き、十亭を郷といった。〔→漢書

【郷背】🔗🔉

【郷背】 キョウハイ =嚮背。むかうことと、そむくこと。味方して従うことと、そむいて従わないこと。

【郷約】🔗🔉

【郷約】 キョウヤク 同郷の人の間で定めたおきて。村のおきて。

【郷原】🔗🔉

【郷原】 キョウゲン =郷愿。その地方で有徳者らしく見せかけている偽善者。「郷原徳之賊也=郷原ハ徳ノ賊ナリ」〔→論語

【郷貢】🔗🔉

【郷貢】 キョウコウ 唐代、州県の長官によって選抜されて、科挙(官吏登用試験)に応じる者。▽科挙に応じる資格者には、ほかに、生徒(学館の生徒で成績優秀の者から選ばれた者)、制挙(天子が選んだ者)があった。元ゲン・明ミン代には、県や府の試験に合格した者。

【郷校】🔗🔉

【郷校】 キョウコウ 昔、都の学校に対して、各地方に置かれた学校。『郷学キョウガク』「鄭人游于郷校、以論執政=鄭人ハ郷校ニ游ビ、モッテ執政ヲ論ズ」〔→左伝

【郷党】🔗🔉

【郷党】 キョウトウ むらざと。▽周の制度で、五百家を党、一万二千五百家を郷としたことから。「孔子於郷党、恂恂如也=孔子郷党ニオイテ、恂恂如タリ」〔→論語同郷の人。

【郷貫】🔗🔉

【郷貫】 キョウカン 故郷の戸籍。▽「貫」は、本籍。故郷。

【郷飲酒】🔗🔉

【郷飲酒】 キョウインシュ 周代、郷校で三年間学んだ者のうちの優秀な者を中央政府に推薦するとき、郷大夫キョウタイフ(郷の長)が主人となって開く送別の宴会。

【郷試】🔗🔉

【郷試】 キョウシ 元ゲン代以後、科挙(官吏登用試験)の制で、三年に一度各省で行う第一次の試験。▽合格者を挙人という。

【郷愁】🔗🔉

【郷愁】 キョウシュウ ふるさとから遠くはなれていて、ふるさとをしみじみとなつかしく思う気持ち。ノスタルジア。

【郷関】🔗🔉

【郷関】 キョウカン ふるさと。▽「関」は、関所、入り口。「回首郷関乱客愁=郷関ニ首ヲ回ラセバ客愁乱ル」〔→呉偉業

漢字源 ページ 4526