【高大】 コウダイ 高くて大きい。また、高く大きくする。「君子以順徳、積小以高大＝君子モッテ徳ニ順ヒ、小ヲ積ミテモッテ高大ナリ」〔→易経〕

【高牙大纛】 コウガダイトウ 高い牙旗ガキ（さおの先に象牙ゾウゲの飾りがある、天子または将軍の旗）と、牛の尾で飾った大きなさしもの。天子や将軍・大官の行列。

【高戸】 コウコ 生活の豊かな民。酒を多く飲む人。上戸。高い建物。

【高亢】 コウコウ ＝高抗。高く、堂々としたさま。志を高く持して時勢や権力に屈しないこと。

【高手】 コウシユ 技芸などのわざがすぐれている人。名人。名手。

【高文】 コウブン 内容のすぐれている文章。相手を敬って、その文章をいうことば。〔国〕もと、高等文官試験の略称。

【高天原】 タカマガハラ・タカマノハラ〔国〕大空。日本の神話で、天皇の祖先神が住んだとされる天上の世界。

【高圧】 コウアツ 山や木などが高くそびえて、あたりのものを押さえつけること。〔国〕権力・威力などで、人をむりに押さえつけること。「高圧的」〔国〕強い圧力。〔国〕強い電圧・水圧。「高圧線」

【高句麗】 コウクリ ＝高句驪。国名。古代に朝鮮半島北部におこったツングース系の高句麗人による王国。最盛期は、五世紀から六世紀のはじめにかけてで、領土は遼河リョウガ以東、朝鮮半島の中部にまで及んだ。六六八年に唐と新羅シンラの連合軍に滅ぼされた。

【高玄】 コウゲン 高雅で奥深いこと。「文思何高玄＝文思ナンゾ高玄ナル」〔→白居易〕

【高古】 コウコ 品格があって世俗とかけはなれている。また、詩などの作風が高尚で古風であること。

【高札】 コウサツ〔国〕民衆に知らせるために、法律・命令などを書いて、道ばたにかかげた札。入札のとき、最も高い値を書いた札。▽は、「たかふだ」とも読む。相手を敬って、その手紙をいうことば。