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【鬼神】🔗🔉

【鬼神】 キシン・キジン 目に見えない、人間ばなれしたすぐれた能力をもつ神霊。「動天地、感鬼神=天地ヲ動カシ、鬼神ヲ感ゼシム」〔→詩経死んだ人の霊魂。祖先の霊魂。天の神と、死者の霊と。この世界を創造したとされる神。「鬼神之為徳、其盛矣乎=鬼神ノ徳タル、ソレ盛ンナルカナ」〔→中庸オニガミ〔国〕荒々しく、強暴な神。

【泣鬼神】🔗🔉

【泣鬼神】 キシンヲナカシム 行為やことばがすばらしいため、鬼神までも感動させて泣かせる。

【鬼胎】🔗🔉

【鬼胎】 キタイ おにご。また、怪物からうまれた子。異状発育部分をもつ胎児。人に話せないようなおそれ。▽自分の胎内の子が、身体に障害があるのではないかとおそれるところから出たことば。「抱鬼胎=鬼胎ヲ抱ク」〔国〕妊娠初期におこる病気。胎児をおおう膜が異状に発育して胎児は死亡する。

【鬼面嚇人】🔗🔉

【鬼面嚇人】 キメンヒトヲオドス 表面だけ虚勢を張り、いかめしくして、人をびっくりさせる。『鬼臉嚇人キケンヒトヲオドス』

【鬼哭】🔗🔉

【鬼哭】 キコク 死んだ人の幽霊がなく。また、そのなき声。「鬼哭若呼=鬼哭呼ブガゴトシ」〔→史記

【鬼道】🔗🔉

【鬼道】 キドウ 祭壇にあるとされる神霊のとおり道。〈対語〉人道。あやしい術。のろい。妖術ヨウジュツ。〔仏〕六道の一つ。餓鬼道のこと。

【鬼話】🔗🔉

【鬼話】 キワ ばけものの話。うその話。いつわりの話。▽「詭話」の誤り。

【鬼魅】🔗🔉

【鬼魅】 キビ・キミ ばけもの。〈類義語〉魑魅チミ。『鬼物キブツ』

【鬼薪】🔗🔉

【鬼薪】 キシン 秦シン・漢代の刑罰の一つ。三年の間、宗廟ソウビョウで使う薪タキギをとらせること。

【鬼籍】🔗🔉

【鬼籍】 キセキ 死んだ人の名前や死亡の年月日などを記録しておく帳面。過去帳。『鬼録キロク』

【鬼谷先生】🔗🔉

【鬼谷先生】 キコクセンセイ〈人名〉戦国時代の人。鬼谷(河南省)に住み、当時の縦横ショウオウ家、蘇秦ソシン・張儀チョウギが教えをうけたといわれる。『鬼谷子』の著者といわれる。鬼谷子とも。

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