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【黄口】🔗🔉

【黄口】 コウコウ 黄色の口ばし。まだ成長していない鳥のひな。『黄吻コウフン』「青虫不易捕、黄口、無飽期=青虫ハ捕ラヘ易カラズ、黄口、飽ク期無シ」〔→白居易幼い子ども。転じて、経験の少ない未熟な者。「古之伐国不殺黄口、不獲二毛=古ノ国ヲ伐ツヤ、黄口ヲ殺サズ、二毛ヲ獲ヘズ」〔→淮南子

【黄土】🔗🔉

【黄土】 コウド 黄色の土。▽中国北部、黄河の中流の地域に層をなす細かい土。植物の養分になる物質を多くふくむので、雨がふれば原始的な農耕ができる。そのため、黄土地帯は、人類文明の発祥地の一つとなった。大地。土地。めいど。あの世。オウド 赤土からつくった赤黄色の絵の具。

【黄白】🔗🔉

【黄白】 コウハク 黄色と白色。金と銀。こがねと、しろがね。金銭。おかね。

【黄衣】🔗🔉

【黄衣】 コウイ 黄色の衣。「黄衣狐裘=黄衣ニハ狐裘」〔→論語天子の使者としての宦官カンガンの着る服。黄はもと天子の服の色。「黄衣使者白衫児=黄衣ノ使者ト白衫ノ児」〔→白居易道士、また僧の着る服。神をまつる祭りに着る服。

【黄老】🔗🔉

【黄老】 コウロウ 黄帝と老子。黄帝・老子が唱えた説。また、その説を記してある書物。▽前漢代には黄老の書があり、今の「老子」はその一部。「申子之学、本於黄老而主刑名=申子ノ学ハ、黄老ニ本ヅキテ刑名ヲ主トス」〔→史記〕「喃喃読黄老=喃喃トシテ黄老ヲ読ム」〔→寒山

【黄沙】🔗🔉

【黄沙】 コウサ・コウシャ 黄色の砂。砂漠サバクのこと。

【黄河】🔗🔉

【黄河】 コウガ 川名。長江に次いで大きい。青海省から甘粛・陝西センセイ・山西・河南・山東省へと東に流れ渤海ボッカイに注ぐ。下流の河道はしばしば変化した。「河」「河水」ともいう。

漢字源 ページ 5156