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【南柯夢】ナンカノユメ 人間の栄華のむなしいことのたとえ。▽唐の淳于[フン]ジュンウフンが酔って槐エンジュの木の南の枝の下で眠り、夢の中で槐安カイアン国に行き長官となって栄🔗🔉

【南柯夢】ナンカノユメ 人間の栄華のむなしいことのたとえ。▽唐の淳于[フン]ジュンウフンが酔って槐エンジュの木の南の枝の下で眠り、夢の中で槐安カイアン国に行き長官となって栄華をきわめたが、夢からさめてみると、それは蟻アリの国にすぎなかったという、唐の李公佐リコウサの小説「南柯記」にある話。「槐安夢カイアンノユメ」とも。

【南風不競】ナンプウキソワズ 南の国の勢力がふるわない。南方の楚ソの国が衰えたこと。▽南方の楚の国の歌の音調が弱かったことから。〔→左伝〕〔国〕南北朝時🔗🔉

【南風不競】ナンプウキソワズ 南の国の勢力がふるわない。南方の楚ソの国が衰えたこと。▽南方の楚の国の歌の音調が弱かったことから。〔→左伝〔国〕南北朝時代、南朝(吉野朝)が衰えたこと。

【南面】ナンメン・ナンキョウ 君主の位につく。▽その座席が南向きになっていることから。「子曰、雍也、可使南面=子曰ク、雍ヤ、南面セシムベシ」〔→論語〕🔗🔉

【南面】ナンメン・ナンキョウ 君主の位につく。▽その座席が南向きになっていることから。「子曰、雍也、可使南面=子曰ク、雍ヤ、南面セシムベシ」〔→論語

【悔読南華】ナンカヲヨミシヲクユ 南華真経を読んだことを後悔する。唐の温庭[イン]オンテイインが宰相から故事を尋ねられ「それは南華真経(荘子)に出ています。公も少しは読書を🔗🔉

【悔読南華】ナンカヲヨミシヲクユ 南華真経を読んだことを後悔する。唐の温庭[イン]オンテイインが宰相から故事を尋ねられ「それは南華真経(荘子)に出ています。公も少しは読書をなさったほうがよい」と答えて宰相に憎まれ、その後官吏登用試験に及第することができず、「なまじ南華真経など読まなければよかった」と、上官に逆らったことを悔やんで自分をあざけった故事。「南華之悔ナンカノクイ」とも。〔→唐詩紀事

【南船北馬】ナンセンホクバ 中国の南方は川が多いので、船で旅行し、北方は山野が多いので馬で旅行すること。また、そのようにしてあちこち忙しそうに旅行すること。🔗🔉

【南船北馬】ナンセンホクバ 中国の南方は川が多いので、船で旅行し、北方は山野が多いので馬で旅行すること。また、そのようにしてあちこち忙しそうに旅行すること。

【南橘北枳】ナンキツホッキ 江南の橘タチバナを江北に移植すれば枳カラタチにかわる。人も住む環境によってどちらにもかわることのたとえ。〔→晏子〕🔗🔉

【南橘北枳】ナンキツホッキ 江南の橘タチバナを江北に移植すれば枳カラタチにかわる。人も住む環境によってどちらにもかわることのたとえ。〔→晏子

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