【道謀是用】ドウボウヲコレモチイル　道路ぞいに家をつくるとき、道を通る人と相談をして計画するならば、道を通る人たちの気持ちはまちまちであるから、最後まで意見が一致しない。したがって、家をつくることができない。自分に一定した見識がなく、他人のいうことにだけ従っていては、けっきょく、物事をなしとげることはできないということ。▽「詩経」小雅・小旻の「如彼築室于道謀、是用不潰于成＝彼ノ室ヲ築クヲ道ニ謀ルガゴトシ、ココヲモッテ成ルニトゲズ」から。

【道聴塗説】ドウチョウトセツ　道ばたで聞いたことをそのまま道で他人に話して聞かせる。深い内容のある話を聞いても、自分のものとして理解しないで、受け売りですぐ他人に話してきかせること。〔→論語〕