【風声鶴唳】フウセイカクレイ・ツル　おじけづいた人がわずかのことで驚きさわぐことのたとえ。▽前秦ゼンシンの苻堅フケンの軍が敵の奇襲をうけて退却するとき、風の音や鶴のなき声にも驚いて、ちりぢりになって逃げた故事から。〔→晋書〕

【風馬牛不相及】フウスルバギュウハアイオヨバズ　さかりがついても、牛と馬とは交わらない。遠く離れて縁をもたない。無関係であることのたとえ。「風馬牛」とも。〔→左伝〕

【風樹之歎】フウジュノタン　親が死んでしまって孝行できない嘆き。▽「韓詩外伝」の「樹欲静而風不止、子欲養而親不待也＝樹静カナラント欲スレドモ風止マズ、子養ハント欲スレドモ親待タズ」による。『風樹フウジュ・風樹悲フウジュノカナシミ・風木之悲フウボクノカナシミ・風木歎フウボクノタン』

【風櫛雨沐】フウシツウモク・カゼニクシケズリアメニモクス　→「櫛風沐雨シップウモクウ」

【移風易俗】フウヲウツシゾクヲカウ　→「移風易俗イフウエキゾク」