【中子】 チュウシ ＝仲子。男の兄弟のうち、二番めの人。次男。「国人立其中子＝国人其ノ中子ヲ立ツ」〔→史記〕

【中夕】 チュウセキ 夜中。夜半。「中夕生悲痛＝中夕悲痛ヲ生ズ」〔→梅尭臣〕

【中土】 チュウド 中国のこと。「発卒騒中土＝卒ヲ発シテ中土ヲ騒ガシム」〔→李白〕「中原」と同じ。「中原」と同じ。

【中元】 チュウゲン 三元の一つ。陰暦七月十五日のこと。盂蘭盆会ウラボンエを行って祖先の供養をする。〔国〕中元のころに、世話になった礼としておくる贈り物。お中元。

【中天】 チュウテン 空の中央に近い部分。大空。

【中日】 チュウニチ 中国と日本。日中。日華。〔仏〕春・秋の彼岸で七日間のまんなかの日。春分の日と秋分の日。

【中分】 チュウブン 二つにわける。「二水中分白鷺洲＝二水中分ス白鷺洲」〔→李白〕

【中外】 チュウガイ 国内と国外。朝廷と民間。

【中正】 チュウセイ 偏りがなく正しい。中立公正。

【中冬】 チュウトウ ＝仲冬。陰暦で、冬のまんなかの月とされる十一月のこと。→「三冬」

【中有】 チュウウ〔仏〕人が死んでからうまれかわるまでの期間。人の死後、最低七日、最大四十九日間とされる。『中陰チュウイン』

【中気】 チュウキ 陰暦で、一年を二十四気にわけ、一か月を二気とし、そのうち月の前半にあたるときを節気といい、後半にあたるときを中気という。「中風」と同じ。

【中行】 チュウコウ 中庸の徳をそなえ、行いが偏ったり過激であったりすることのない人。〔→論語〕

【中州】 チュウシュウ 中央の地域のこと。「中華」と同じ。「中原」と同じ。

【中旬】 チュウジュン『中浣チュウカン・中澣チュウカン』上旬・下旬に対して、月の十一日から二十日までの十日間。

【中伏】 チュウフク 三伏の一つ。→「三伏」