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【四器】🔗🔉

【四器】 シキ 諸侯が大夫タイフを他国へ使いに出すときの儀式(聘礼ヘイレイ)に用いる四つの玉器。圭ケイ・璋ショウ・璧ヘキ・[ソウ]。形を描いたり、測定したりするのに必要な四つの道具。規・矩ク・準・縄ジョウ。

【四壁】🔗🔉

【四壁】 シヘキ 家の四方の壁。「家居徒四壁立=家居徒ダ四壁立ツ」〔→史記四方の城壁。近所。

【四諦】🔗🔉

【四諦】 シタイ〔仏〕人生の苦を知り、苦の原因の欲望を自覚し、悟りを目標とし、それを実践することをいう。

【四隣】🔗🔉

【四隣】 シリン 四方の近所。近所。四方の隣国。四方の隣人。

【四顧】🔗🔉

【四顧】 シコ 四方を見回す。周囲をながめること。あたり。四方。

【四衢八街】🔗🔉

【四衢八街】 シクハチガイ 大きな道がいろいろな方面に通じている街の中心。四通八達の地。

【四庫全書】🔗🔉

【四庫全書】 シコゼンショ〈書物〉清シンの高宗乾隆ケンリュウ帝(在位1735〜95)の編。1781年成立。当時の重要な書物を経・史・子・集の四つに分類した一大叢書。三二〇人の学者が編集にたずさわり、まず『永楽大典エイラクタイテン』に収める書、宮中の蔵書、地方で発見された書、献上された書、巷間に流布する書など、あらゆる書物の中から重要なものを選び出し、校定して、写本をつくりあげた。次に写本を四部に分類し、経書は経の書庫、史書は史の書庫へというように、四つの書庫に分けて保存したのである。そこで『四庫全書』と名づけられた。一〇年がかりで、三四六二種、七万九五八二巻の書を写しとり、完成した。写本は初め朝廷用の四部のちに民間用の三部、計七部つくられ、朝廷用として宮城(故宮)内の文淵閣ブンエンカク、奉天(瀋陽シンヨウ)の文溯閣ブンソカク、熱河(河北省)避暑山荘内の文津閣ブンシンカク、円明園(北京ペキン郊外)内の文源閣、一般読書人用に揚州ヨウシュウ(江蘇コウソ省)大観堂内の文匯閣ブンワイカク、鎮江(江蘇省)金山寺内の文宗閣ブンソウカク、杭州コウシュウ(浙江セッコウ省)聖因寺内の文瀾閣ブンランカクにそれぞれおさめられた。その後の戦火に三部を失い、いま四部しか伝わらない。

漢字源 ページ 885