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 「いい加減だ」は本来、プラス・マイナスのバランスが調節された、度を越さない・ほどよい状態を表したが、「冗談を言うのもいい加減にしなさい・宿題なんかいい加減にしておけばい🔗🔉

 「いい加減だ」は本来、プラス・マイナスのバランスが調節された、度を越さない・ほどよい状態を表したが、「冗談を言うのもいい加減にしなさい・宿題なんかいい加減にしておけばいい・いい加減な仕事ばかりする」など、マイナス評価の面だけが強調され、度を越さない程度でやめるという意味から、度を越すほどの努力をしない、まったく努力をしないという意味にまで拡大する。プラス・マイナス両面のある「適当」に置き換える場合はニュアンスが異なり、「いい加減にしなさい」は厳格で、はっきりとした禁止命令なので、中途半端な意味の「適当」には置き換わらない。「宿題」の場合は置き換わるが、「いい加減」は命令口調で、「適当」はアドバイスになる。「仕事」の場合、「いい加減」は腹を立てた状態、「適当」はマイナス評価をしているだけで、感情的にはなっていない。「うそ」「ちょうし」を参照。

類義使分 ページ 153 での「いい加減だ」は本来、プラス・マイナスのバランスが調節された、度を越さない・ほどよい状態を表したが、「冗談を言うのもいい加減にしなさい・宿題なんかいい加減にしておけばい単語。