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 「もしも試験に受かったとしても、あの大学には行きたくない・もしも宝くじにあたっても、一銭も上げない・もしものときはこの非常階段から避難して下さい・もしもの場合でも冷静に🔗🔉

 「もしも試験に受かったとしても、あの大学には行きたくない・もしも宝くじにあたっても、一銭も上げない・もしものときはこの非常階段から避難して下さい・もしもの場合でも冷静に判断すること」など、「もしも」が逆接条件を表す場合、「もし」に置き換えると不自然になるか、俗語的表現になり、「もしも」が名詞として使われ、「の」+「こと・とき・場合・事態」などを伴って、事故・災難などのマイナスの内容を示す場合は、「もし」には置き換わらない。例の「もし」は可能性の高い「そんなばかなこと」から、「もしものこと」という起こる可能性の低い事柄を仮定しているが、「もしも」に置き換えると、「ばかなことをする」可能性まで低くなって、不自然になる。「もしもそんなばかなことをして何かあったら」にすると自然になる。

 「もし私が彼女なら、あんな人とは結婚しない・もし翼があったら、今すぐ飛んでいけるんだが・もし水と空気がなくなれば、人は生きていけない」など、現実には起こり得ない可能性ゼ🔗🔉

 「もし私が彼女なら、あんな人とは結婚しない・もし翼があったら、今すぐ飛んでいけるんだが・もし水と空気がなくなれば、人は生きていけない」など、現実には起こり得ない可能性ゼロの事柄・事実とは反対のことを、仮に想像する(反実仮想)場合、「もし」は冷静な客観的判断を下して、「当然・もちろん」といったニュアンスを表したり、文末に「〜のに・〜ものを・はずだ」などを伴い、主観的な判断を示して、残念・意外・確信などのニュアンスを添えたりもするが、「もしも」に置き換えると、文末に「〜のに」などを伴わなくても、主観的判断しか示さない。「いくら」を参照。

類義使分 ページ 1010