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「万一」は「万に一つ」という意味を表し、「万が一」の形で古語的表現で文章語になるが、マイナス評価の条件を示し、マイナス評価の未来を予測する「もしも」と互換性があり、その🔗⭐🔉
「万一」は「万に一つ」という意味を表し、「万が一」の形で古語的表現で文章語になるが、マイナス評価の条件を示し、マイナス評価の未来を予測する「もしも」と互換性があり、その起こりうる可能性が一万分の一という、きわめて低いということを強調する。「もしも」よりやや改まった表現で、可能性ゼロの空想・反実仮想には使えない。「万一地震でも起こったら、こんな家はぺちゃんこになる・万一この採用試験に受からないとなると、就職先がなくなってしまう・万一のことがあったら、生きていけませんよ」などと使うが、名詞の場合、「もしも」の場合のほか、「万一に備える・万一の火災に備えて防火訓練を怠らないように」など、単独に使ったり、「の」+「病気・事故・災難・災害・覚悟(をする)」などにも使うことができる。
「もしか」は「もし」に疑問の副助詞「か」がついたもので、「もしか困ったことが起こったら、すぐ連絡して下さい・もしか鍵をし忘れたのではないかと思って帰ってみたら案の定だっ🔗⭐🔉
「もしか」は「もし」に疑問の副助詞「か」がついたもので、「もしか困ったことが起こったら、すぐ連絡して下さい・もしか鍵をし忘れたのではないかと思って帰ってみたら案の定だった・もしか優勝でもしようものなら、どんな騒ぎが起こるか分かったもんじゃない・もしかまだお客が来るかもしれないから、店を開けておこう」など、「もしも・万一」などに置き換わるが、順接条件で、起こりうる確率性の低い、まさかと思われる事態を予測して、結果、その事態に備える場合や、実際に予測が的中した場合に使われる。
「もしか来るかもしれないが、もう店は閉めよう・もしか子供が一人でいるのではないかと思って帰ってみたが、おばあちゃんがいてくれてほっとした・もしか事故でもと思ったが、まさ🔗⭐🔉
「もしか来るかもしれないが、もう店は閉めよう・もしか子供が一人でいるのではないかと思って帰ってみたが、おばあちゃんがいてくれてほっとした・もしか事故でもと思ったが、まさかこれほどとは思わなかった」など、逆接条件では、結果、起こる可能性を無視する場合や、予測が外れる・予測以上のことが起こる場合に使われる。「まさか来ないだろうとは思うが、来ると困る・まさか合格するとは思わなかったが、合格してびっくりした・まさか子供が一人でいるなんて思いも寄らなかったが、家にはおばあちゃんもいなかった」など、「〜だろう」といった推量形式と呼応して、予想が的中することへの不安などや、「〜とは思いもかけなかった」などと呼応して、予想が外れた意外な結果を表す「まさか」とは互換性がない。「いがい」を参照。
類義使分 ページ 1011。