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「取りあえず」は「始めの部分」を表し、「本来は取りあげるべき重要なものがあるのだが、完全になるまで検討する時間がないからそれを取らずに、比較的負担のかからない簡単なもの🔗⭐🔉
「取りあえず」は「始めの部分」を表し、「本来は取りあげるべき重要なものがあるのだが、完全になるまで検討する時間がないからそれを取らずに、比較的負担のかからない簡単なものから始めて急ぎ応急処理をする」という意味で、「緊急の場合の間に合わせ」という気持ちを表すときに用いる。
「一通り」は「表面的な部分」で、「一応」が「不十分・欠点がある」を承知の上でという、謙虚な気持ちを表す場合にも使えるのに対し、「一通り」+「電気もガスも点検したから留守🔗⭐🔉
「一通り」は「表面的な部分」で、「一応」が「不十分・欠点がある」を承知の上でという、謙虚な気持ちを表す場合にも使えるのに対し、「一通り」+「電気もガスも点検したから留守にできる・東京の地理ものみこんだ・お茶やお花は習っている・試験の準備は終わった」など、「人並みには・間に合う程度には・だいたい・おおよそ・あらまし」を表す。「いちじ」「だいたい」を参照。
解 説 =
「まず」は複数の事柄の中から、可能性・必要性の最も高いものを最優先にして、「第一番に・最初に」という意味を表し、「一応・取りあえず」とは選択する態度が異なる。「また」を🔗⭐🔉
「まず」は複数の事柄の中から、可能性・必要性の最も高いものを最優先にして、「第一番に・最初に」という意味を表し、「一応・取りあえず」とは選択する態度が異なる。「また」を参照。「ひとまず」は、経過するひと続きの流れの中での区切り、「途中の部分」を表し、「一応・取りあえず」にも同じ使い方がある。「ひとまず〔一応・取りあえず〕準備完了・安心だ・落ち着いた・終わった」など、次の行動に移るとき・一区切りつけるとき・一段落ついたときに使われる。「また」「とにかく」を参照。
「ひとまず始めましょう」は、「まず最初に」を表しているのではなく、何か議論・検討が一段落して休憩後の再開を表している。「ひとまず今日はこれで終わろう」という場合、流れの🔗⭐🔉
「ひとまず始めましょう」は、「まず最初に」を表しているのではなく、何か議論・検討が一段落して休憩後の再開を表している。「ひとまず今日はこれで終わろう」という場合、流れの中に乗っているという意識があるので、「明日は明日の風が吹く」という気分はあるが、「一応」ほどの「仮の気持ち・いい加減さ」はないかわりに、「取りあえず」のもつ緊急な事態・後で補う・継続するという義務感もない。これを「取りあえず」に換えると、「明日はもっと大変だから、今は少し楽をして後で頑張ろう」という気分になる。
【例】
類義使分 ページ 245。