複数辞典一括検索+

 「埋め」は置き換え可能。「うずめて」は不可能。「ゴミ〔骨〕を土の中に埋める・宝箱〔つぼ〕を庭に埋める」など、「埋める」は埋めたものが、土の中に隠れて、見えなくなるだけで🔗🔉

 「埋め」は置き換え可能。「うずめて」は不可能。「ゴミ〔骨〕を土の中に埋める・宝箱〔つぼ〕を庭に埋める」など、「埋める」は埋めたものが、土の中に隠れて、見えなくなるだけで満足するが、「うずめる」に置き換えると、穴を深く掘って隠そうとし、掘り返される・探し当てられるのを恐れて、うずめた跡が、分からないようにする気持ちが強い。「墓標」を必要とする土葬の場合は、「うずめる」は使えないし、「宝物」などは、もう一度取り出すために目印を付けるのか、隠すのかのどちらに重きを置くかで違ってくる。

 「穴〔空席・赤字・欠員・虫歯に金・熱い風呂の湯〕を埋める」など、「埋める」が空白を補うという意味を表す場合は、「うずめる」に置き換えることができない。「部屋〔ノート〕を🔗🔉

 「穴〔空席・赤字・欠員・虫歯に金・熱い風呂の湯〕を埋める」など、「埋める」が空白を補うという意味を表す場合は、「うずめる」に置き換えることができない。「部屋〔ノート〕を花〔字〕で埋める・歓声〔拍手〕がホールを埋める・スタジアムを観衆が埋める」などの場合、「埋める」は余白を補うに重点があり、「うずめる」に置き換えて、余白をなくすに重点が移る。いっぱい・満員を強調したい場合は、「うずめる・埋めつくす」が使われる。

 「雨〔雪〕が田畑〔車〕をうずめる・紅葉が庭をうずめる・炭を灰の中にうずめる・寒さにあごを襟にうずめる・悲しさに顔を枕にうずめる」など、「うずめる」が隠す・覆いつくすとい🔗🔉

 「雨〔雪〕が田畑〔車〕をうずめる・紅葉が庭をうずめる・炭を灰の中にうずめる・寒さにあごを襟にうずめる・悲しさに顔を枕にうずめる」など、「うずめる」が隠す・覆いつくすという意味の場合は、「埋める」に置き換わらない。 解 説 =

 「埋まる・うずまる」は「埋める・うずめる」の自動詞。他動詞の結果を表すか、自然現象・意志のない事柄を表す。「うもれる」は文章語で、「補足部分が埋まる・空白部分がうずまる🔗🔉

 「埋まる・うずまる」は「埋める・うずめる」の自動詞。他動詞の結果を表すか、自然現象・意志のない事柄を表す。「うもれる」は文章語で、「補足部分が埋まる・空白部分がうずまる・雨に田畑がうずまる・枕に顔がうずまる」などの場合、置き換えはできないが、「土に埋まる〔うずまる〕・花の中に遺体がうずまる・雪で車がうずまる・灰に炭がうずまる・布団の中に子供がうずまる」などの場合は、置き換えができる。「おおう」「かくす」を参照。

 つまり「うもれる」は、上から何かがすっかり覆いかぶさる・何かの中にすっぽり入ってしまうなどして、外からまったく見えなくなってしまうことを表し、比喩的には「各地にうもれた🔗🔉

 つまり「うもれる」は、上から何かがすっかり覆いかぶさる・何かの中にすっぽり入ってしまうなどして、外からまったく見えなくなってしまうことを表し、比喩的には「各地にうもれた珍しいお祭り・世にうもれた才能」など、まだ公になっていない・発見されていないものにも使われる。「うずもれる」 も文章語で「うもれる」の強意表現。深くうもれてしまって誰にも気づかれていない・その価値がむなしく死蔵しているといったニュアンスが、「うもれる」 に付け加わる。「かがむ」「さがす」「もぐる」を参照。

類義使分 ページ 313