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「生まれながらにして」は置き換え不能。「生まれつき」は可能。「生まれつき(の・だ)」は日常語で、名詞・副詞になり、「性質・資質・能力」について使う。「生まれながら(の・だ)🔗⭐🔉
「生まれながらにして」は置き換え不能。「生まれつき」は可能。「生まれつき(の・だ)」は日常語で、名詞・副詞になり、「性質・資質・能力」について使う。「生まれながら(の・だ)」は、やや文章語で名詞・副詞になる。例のような「〜に(して)」の形で、副詞的に使うことも多い。
「生まれつき頭がいい〔手が器用だ・声が大きい・涙もろい〕・生まれつきのお人好し〔悪声・童顔・美人・無鉄砲〕・ばかは生まれつきだ」などは、「生まれながら(にして)」に置き換🔗⭐🔉
「生まれつき頭がいい〔手が器用だ・声が大きい・涙もろい〕・生まれつきのお人好し〔悪声・童顔・美人・無鉄砲〕・ばかは生まれつきだ」などは、「生まれながら(にして)」に置き換わるが、「生まれながらに不幸を背負った人・生まれながらにして人は平等である」などは「生まれつき」に置き換わらない。
補 足 =
「生来(の)」は「生まれつき・生まれて以来ずっと」という意味の漢語的表現で文章語。「生得(の)」は「しょうとく」とも読み、「生まれつき」の和製漢語で文章語。「臆病・正直・怠🔗⭐🔉
「生来(の)」は「生まれつき・生まれて以来ずっと」という意味の漢語的表現で文章語。「生得(の)」は「しょうとく」とも読み、「生まれつき」の和製漢語で文章語。「臆病・正直・怠け者・筆無精・慌て者」は両方使えるが、「生来うそをついたことがない・生来本と名の付くものには見向きもしない」などは、「生得」に置き換わらない。
「先天」は生まれたとき、すでに備わっていた、主に遺伝による「才能・性質・病気」などを指し、「先天性・先天的だ」の形をとって、生まれてからの経験によるものというの意味の、🔗⭐🔉
「先天」は生まれたとき、すでに備わっていた、主に遺伝による「才能・性質・病気」などを指し、「先天性・先天的だ」の形をとって、生まれてからの経験によるものというの意味の、「後天性・後天的だ」と対比して使われる。「天性(の・だ)」は「天成」とも書き、「生まれつき」の漢語的表現。特に死ぬまで変わらない・直らない性質などを強調する。「天賦(の・だ)」は「生まれながら」の漢語的表現で硬い文章語。天から授かった、優れた「才能・素質・性質」などを指す。「天与の」は文字通り、「天が与えた」という意味の和製漢語で文章語。「けいけん」「けっとう」「せいかつする」を参照。
類義使分 ページ 312。