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 置き換え不能。「老いる」は単独で使うと文章語。「老いてますます壮・老いては子に従え」など慣用的に多く用いられる。「年老いた猫・猫が年老いる」など「年老いる」はやや硬い日🔗🔉

 置き換え不能。「老いる」は単独で使うと文章語。「老いてますます壮・老いては子に従え」など慣用的に多く用いられる。「年老いた猫・猫が年老いる」など「年老いる」はやや硬い日常語。「老いる」は普通 60 歳、平均寿命の延びた今日では 70〜80 歳以上かもしれないが、足腰が弱って見るからに元気のなさそうな年齢になること。「あたらしい」「ぼける」「わかい」を参照。

 「老ける」は「老けた子供・年より老けて見える」など、年齢に関係なく使えるが、普通は 30 歳を越えて 50 歳すぎくらいまでの容貌に変化が起こるころによく使われ、本当に老いて体が🔗🔉

 「老ける」は「老けた子供・年より老けて見える」など、年齢に関係なく使えるが、普通は 30 歳を越えて 50 歳すぎくらいまでの容貌に変化が起こるころによく使われ、本当に老いて体が思うままに動かない年齢になるという意味では使わない。「おじいさん、このごろ老けられましたね」という表現は「老いる」を婉曲的に言ったもの。「老けた格好」は若い人が年齢に似合わない年寄りじみた服装をすること。演劇などの「老け役」は若い俳優が演じる老人役。 補 足 =

 「年を取る」は毎年一つずつ年齢を増やしていくことで、年齢に関係なく使うが、「俺もこのごろ年を取ったよ」という場合は、もう若くない・体が弱ってきたという意味で、「年寄る・🔗🔉

 「年を取る」は毎年一つずつ年齢を増やしていくことで、年齢に関係なく使うが、「俺もこのごろ年を取ったよ」という場合は、もう若くない・体が弱ってきたという意味で、「年寄る・年が寄る」と同じ内容を表す。これらは「老いる」の口語的表現。「老いぼれる」は「老いてもうろくする・ぼける」の意味。本当にぼけていない場合は「老いる」の卑語になり、「老いぼれじじい・老いぼれやがる」など、年輩者をののしるときに使われる。

 「年輩者」の「年輩」は「年配」とも書き、同年齢・年上という意味で「同年輩・三つ年輩」などと使うが、分別のある年齢・中年以上という意味も表し、「ご年輩の方・年輩の人・年輩🔗🔉

 「年輩者」の「年輩」は「年配」とも書き、同年齢・年上という意味で「同年輩・三つ年輩」などと使うが、分別のある年齢・中年以上という意味も表し、「ご年輩の方・年輩の人・年輩者」は「目上の人・40 歳をすぎた人」を表し、さらに「年取った・年寄った人」の婉曲・敬意表現としても用いる。

 「(ご)老人」は「年取った人・お年を召した方」の客観的表現で文章語。若さはないが人生経験が豊富な人という意味を表し、男性を指す場合が多い。女性は「老婦人」。「老婆」となる🔗🔉

 「(ご)老人」は「年取った人・お年を召した方」の客観的表現で文章語。若さはないが人生経験が豊富な人という意味を表し、男性を指す場合が多い。女性は「老婦人」。「老婆」となると、やや卑しめる意味が含まれる。

 「(お)年寄り」は口頭語で、「お年寄りに席を譲りましょう・年寄りの冷や水・俺のような年寄り」など、俗語や自嘲する場合にも使われる。「高齢者」は、主に定年退職などで仕事をし🔗🔉

 「(お)年寄り」は口頭語で、「お年寄りに席を譲りましょう・年寄りの冷や水・俺のような年寄り」など、俗語や自嘲する場合にも使われる。「高齢者」は、主に定年退職などで仕事をしなくなり、年金生活をする老人という意味の文章語。「高齢者社会〔白書・問題〕」は医療・社会保障などに関係して、社会全体として老人をどう扶養するかを内容とする。

類義使分 ページ 335