複数辞典一括検索+

 「遠慮なく」は初対面のときなど、あまり親しくない人からものを勧められて「それでは遠慮なく」、相手にものを勧めて「どうぞご遠慮なく」と使う一種の挨拶言葉。「どうぞお楽に」🔗🔉

 「遠慮なく」は初対面のときなど、あまり親しくない人からものを勧められて「それでは遠慮なく」、相手にものを勧めて「どうぞご遠慮なく」と使う一種の挨拶言葉。「どうぞお楽に」は人を自分の家に招き入れたときの挨拶言葉で、正座などしてかしこまっている相手にリラックスすることを勧める。「気兼ねなく」は知人や近しい人の間で使われることが多く、「どうぞお気兼ねなく一度遊びに来て下さい・じゃ気兼ねなく好きにさせていただきます・学生たちが周囲の人に気兼ねなくおしゃべりする・気兼ねなく友達の家へ泊まりに行く」などは「遠慮」と置き換わるが、堅苦しくもなく挨拶言葉として使われることもない。「お気遣いなく」は挨拶言葉で、特に人から贈り物をされたとき、遠慮・ためらいを示すために使われる。「心置きなく」は「どうぞお心置きなくゆっくりなさっていって下さい・周りに誰もいないから心置きなくおしゃべりができる」など、「お楽に・気兼ねなく」の改まった表現で挨拶言葉にもなる。「えんりょ」「きがる」を参照。

 「気が置ける・置けない」は、「気」を「自分の心」と解した場合は「あの人とは気の置ける関係だから何でも話せる・あの人は気が置けなくて何を話してよいか分からなくなる」など、🔗🔉

 「気が置ける・置けない」は、「気」を「自分の心」と解した場合は「あの人とは気の置ける関係だから何でも話せる・あの人は気が置けなくて何を話してよいか分からなくなる」など、誰か人に対して「安心して気楽にできる・十分に信頼できないので気を許せない」、「遠慮」とした場合は「あそこは気の置けるところだから行きたくない・気の置けない家だから遊びに行っても大丈夫」 など、ある場所・雰囲気に対して「遠慮して気楽にできない・好き勝手ができる」という意味になるので、紛らわしいときがある。

類義使分 ページ 334