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 「欠かす」は他動詞で、必要としない・なしですますことができるといった主観的な判断を表すが、「欠かさず出席する・生活に欠かすことのできない電気製品・十分な配慮を欠かせない🔗🔉

 「欠かす」は他動詞で、必要としない・なしですますことができるといった主観的な判断を表すが、「欠かさず出席する・生活に欠かすことのできない電気製品・十分な配慮を欠かせない仕事・子供を教育するには長い目で見守る姿勢が欠かせない」など、否定語と呼応し、何かを行う・何かの目的を達成する上で必要性を感じるといった意味を表す文章語。 補 足 =

 「貧しい」は金銭・財産の不足による、経済的な生活水準の低い状態を表し、どうしようもない・やむを得ないという主観的なマイナス評価で、「生活・家庭・村・国・時代」など、全体🔗🔉

 「貧しい」は金銭・財産の不足による、経済的な生活水準の低い状態を表し、どうしようもない・やむを得ないという主観的なマイナス評価で、「生活・家庭・村・国・時代」など、全体的な事柄に使われるが、いくら経済的なことでも「乏しい財政〔収入・資金・福祉予算・交際費・財布の中身〕・資源〔物資〕が乏しい」など、個別的な事柄が不足している・ニーズを満たすことができないといった意味の「乏しい」とは互換性がない。

 ただ比喩的な場合、「経験・能力・才能・知識・学問・教養・想像力」などの限られた言葉は互換性があり、「貧しい」は豊かな文化生活を送る上での精神的財産の不足、「乏しい」は得🔗🔉

 ただ比喩的な場合、「経験・能力・才能・知識・学問・教養・想像力」などの限られた言葉は互換性があり、「貧しい」は豊かな文化生活を送る上での精神的財産の不足、「乏しい」は得たものの量・程度が、何かを実現するのに必要な基準にほど遠いという状態を表す。「貧しい料理・語彙が貧しい」は量よりも質の問題で、「乏しい」に置き換えると、数量だけが問題になる。「心の貧しい人」は気持ちの持ち方・生きる姿勢などを表し、「乏しい」には置き換わらない。

 「貧乏だ」は「人・家・暮らし」など、個人的な状態を表す場合は「貧しい」と互換性があるが、集団・時代や比喩的な場合は使うことができない。「貧しい生活」は個人か集団の継続す🔗🔉

 「貧乏だ」は「人・家・暮らし」など、個人的な状態を表す場合は「貧しい」と互換性があるが、集団・時代や比喩的な場合は使うことができない。「貧しい生活」は個人か集団の継続する状態、「貧乏だ」に置き換えると、個人の一時的な状態に多く使われ、「財布に千円しかないのか、貧乏だな・貧乏な弟の世話をする」などを「貧しい」に置き換えると不自然になるし、「貧乏する母を助けるため大学への進学をあきらめる・かせぐに追いつく貧乏なし・貧乏神〔くじ・揺すり・性・暇なし〕・器用〔豊作〕貧乏」など、サ変動詞や慣用的表現は「貧しい」に置き換わらない。

類義使分 ページ 341