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重要だ : その存在が公の事柄にとり絶対不可欠だと客観的に判断できる様子。🔗⭐🔉
重要だ : その存在が公の事柄にとり絶対不可欠だと客観的に判断できる様子。
大切だ : その存在が公私の面で、欠かせない・粗末にできないと思える様子。🔗⭐🔉
大切だ : その存在が公私の面で、欠かせない・粗末にできないと思える様子。
【例】
これは会社の機密に関わる重要な書類です。特に大切に扱って下さい。🔗⭐🔉
これは会社の機密に関わる重要な書類です。特に大切に扱って下さい。
置 換 =
「重要な」は置き換え可能。「大切に」は不可能。「重要だ」は「重要文化財〔人物・問題・書類・事項・度・性〕・重要な社会〔政治・経済〕問題・会社の重要なポストにつく」など、🔗⭐🔉
「重要な」は置き換え可能。「大切に」は不可能。「重要だ」は「重要文化財〔人物・問題・書類・事項・度・性〕・重要な社会〔政治・経済〕問題・会社の重要なポストにつく」など、個人的な問題ではなく、明らかに公に関係し、絶対性をもつ場合は「大切だ」に置き換わらない。「ここは交通の要所として重要な位置にある・この仕事の重要さは誰でも知っている・人間にとって重要なもの・調味料は料理の味を決める上で重要な働きをする」などは「大切だ」に置き換わり、私にとってもというニュアンスが強まる。
「母はぼくにとって世界で一番大切な人です・花を大切にしましょう・文楽という伝統芸能は今日まで大切に受け継がれている・記念の写真を大切に残しておく」など、個人的な事柄や、🔗⭐🔉
「母はぼくにとって世界で一番大切な人です・花を大切にしましょう・文楽という伝統芸能は今日まで大切に受け継がれている・記念の写真を大切に残しておく」など、個人的な事柄や、貴重なものとして守り育てる・保存するという意味を表す場合は「重要だ」には置き換わらない。「〜を大切にする」などが「重要に」に置き換え不能なのは、人間の意志では、何かを絶対不可欠な存在にすることなどできないから。「この研究の成果は将来重要になるだろう・地下鉄はすでに都市の交通手段として重要になっている」など、「〜が重要になる」は可能。ニュアンスは異なるが「大切に」にも置き換わる。
「大事」は「小事」に対応して、事態の重大さを表す言葉。「国家の大事を考える」など、国に万一のことが起こる場合に備えて、あれこれ対策を練り方針を決めるといった内容で、形容🔗⭐🔉
「大事」は「小事」に対応して、事態の重大さを表す言葉。「国家の大事を考える」など、国に万一のことが起こる場合に備えて、あれこれ対策を練り方針を決めるといった内容で、形容動詞「大事だ」にも、「会社の大事な用件で伺いました・警備上大事な問題について話し合う・すぐ言い争ったりしないで、相手に分かるように話すのが大事なんだよ」など、間違いなどがあると、存否に関わる重大な・大変なことが起こる、何ものにも優先させるべきといった意味を表し、主観的な面を強調する。「重要・大切」に置き換えると、絶対必要な・なくてはならないといった意味に変わり、客観的な面が強調される。
類義使分 ページ 659。