複数辞典一括検索+![]()
![]()
「〜した〔する・している〕ところ」は時間を表すと同時に、臨場感のある場面設定をし、「とき」に置き換えると、何かが起こる時間の前後・同時性を表すだけになってしまう。「(よ)🔗⭐🔉
「〜した〔する・している〕ところ」は時間を表すと同時に、臨場感のある場面設定をし、「とき」に置き換えると、何かが起こる時間の前後・同時性を表すだけになってしまう。「(よ)うとしているところ」や「ところ+格助詞」は「とき」には置き換わらない。「さて」「しかし」を参照。
「もう少し〔ちょっと〕で間に合わないところだった・もう少し〔すんで〕のところで事故を起こしそうになった・もうちょっと〔少し〕というところでベルが鳴って、答案を最後まで書🔗⭐🔉
「もう少し〔ちょっと〕で間に合わないところだった・もう少し〔すんで〕のところで事故を起こしそうになった・もうちょっと〔少し〕というところでベルが鳴って、答案を最後まで書けなかった」など、変化するぎりぎりの緊迫した状況、「今のところは大丈夫でしょう・今日のところは見逃してやる」など、変化の過程・状況変化の予感を表す場合は、「とき」には置き換わらない。
「とこ」は「ところ」の口語的表現。上の例の「どころか」を除く「ところ・どころ」と互換性がある。「早いとこ来てくれ・いいとこ三日勉強すりゃあ大したもんだ・その菓子千円がと🔗⭐🔉
「とこ」は「ところ」の口語的表現。上の例の「どころか」を除く「ところ・どころ」と互換性がある。「早いとこ来てくれ・いいとこ三日勉強すりゃあ大したもんだ・その菓子千円がとこやっとくれ」などの俗語的表現に「ところ」を使うと不自然になる。「場所」は特定の地理的空間を表す名詞の「ところ」と置き換わり、特別な所という意味を強調する。「明日花見に行くから、早く起きて場所を取っておいてくれ・ここ私の場所だったんですけど・これ邪魔だから、ちょっと場所を空けてもらえない?・おいおい言うべき場所が違うよ・場所柄をわきまえる」など、自分が占める居所・席や、適切な場合、相撲の夏場所といった意味を表す「場所」は「ところ」には置き換わらない。
類義使分 ページ 904。