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届ける : 何かが、ある人の手元を離れ、別の人のところへと着くようにする。🔗⭐🔉
届ける : 何かが、ある人の手元を離れ、別の人のところへと着くようにする。
【例】
この荷物、ちょっとバイクで運んで行って。お父さんに届けたいから。🔗⭐🔉
この荷物、ちょっとバイクで運んで行って。お父さんに届けたいから。
置 換 =
置き換え不能。「運ぶ」は「手・肩・お盆・カバン・自転車・車・馬・列車・船・飛行機・リフト」などの手段で、必要なものを目的地まで移動させることで、「運ぶ」という言葉自体に🔗⭐🔉
置き換え不能。「運ぶ」は「手・肩・お盆・カバン・自転車・車・馬・列車・船・飛行機・リフト」などの手段で、必要なものを目的地まで移動させることで、「運ぶ」という言葉自体に目的地の存在が含まれている点、「動かす・ずらす・移す・移動する」などとは異なる。「足〔歩・筆・針〕を運ぶ」などは人間の目的ある行為。「車が人や荷物を運ぶ」なども同じであるが、擬人法で、自分で動くと感じられるものであれば、「風が木の葉〔タンポポの種〕を運ぶ・春が花便りを運んでくる・心臓が体のすみずみに血液を運ぶ」などにも使うことができる。いずれも目的意識・目的地を持っていると考えられる。
更に「運ぶ」は比喩的に使われて、物事が目的地まで進む、つまりスムーズに・トントン拍子で「事〔話・仕事・会議・議事・工事・縁談・交渉〕が(を)運ぶ」という自他動詞の使い方が🔗⭐🔉
更に「運ぶ」は比喩的に使われて、物事が目的地まで進む、つまりスムーズに・トントン拍子で「事〔話・仕事・会議・議事・工事・縁談・交渉〕が(を)運ぶ」という自他動詞の使い方がある。「うつす」「うつる」を参照。
「運ぶ」が荷物の多い少ないに関係なく、目的地までの移動だけを示し、自分のものを自分で運ぶことも可能で、目的地での受け渡しはあったとしても、「あげる・もらう」という授受関🔗⭐🔉
「運ぶ」が荷物の多い少ないに関係なく、目的地までの移動だけを示し、自分のものを自分で運ぶことも可能で、目的地での受け渡しはあったとしても、「あげる・もらう」という授受関係が成立しないのに対して、「届ける」は手に持てる程度の荷物が、受取人のところに到着し、その場で授受関係が成立することを目的とする。「郵便物を運ぶ」では、列車かトラックで大量の郵便物を、駅か支局まで移動中といった感じがするが、「届ける」に置き換えると、郵便局の人がバイクか自転車で宛て先のところへ向かい、差出人の手紙か小包を受取人へ渡す、つまり代理人となって、差出人と受取人の授受関係を成立させている。そのため書留などは受取人の印鑑かサインが必要となる。
「運ぶ」という行為の特殊なケースが「届ける」と考えられるので、「友達の家〔上司の部屋・病院・得意先〕まで、本〔書類・けが人・品物〕を運ぶ」などは、「友達〔上司・警察・得🔗⭐🔉
「運ぶ」という行為の特殊なケースが「届ける」と考えられるので、「友達の家〔上司の部屋・病院・得意先〕まで、本〔書類・けが人・品物〕を運ぶ」などは、「友達〔上司・警察・得意先〕に、贈り物〔報告書・落とし物・注文の品〕を届ける」と、「場所+まで」を「人(場所)+に」にすると置き換わる。「まで運ぶ」は長距離、「に」に換えると短距離といった感じがする。
類義使分 ページ 910。