複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (20)

ちん【亭】🔗🔉

ちん】 (唐音)眺望または休憩のために庭園に設けた風雅な建物。あずまや。

ちん‐ざしき【亭座敷】🔗🔉

ちん‐ざしき亭座敷】 あずまや風に作った座敷。

てい【亭】🔗🔉

てい】 ①屋敷。住居。保元物語「左府の五条壬生の―をば、助経判官承つて、発向して火をかけけり」 ②亭主の略。醒睡笑「―出でて挨拶し」 ③㋐文人・芸人などの号につける語。「三遊―」 ㋑寄席よせ・料理屋などの屋号につける語。「本牧―」

てい‐ご【亭午】🔗🔉

てい‐ご亭午】 (「亭」は至る意)まひる。正午。

ていじ‐いん【亭子院】‥ヰン🔗🔉

ていじ‐いん亭子院‥ヰン ①平安京の左京七条二坊にあった宇多法皇の離宮。913年(延喜13)ここで行われた歌合は有名。 ②宇多法皇の院号。

てい‐しゃ【亭榭】🔗🔉

てい‐しゃ亭榭】 (「榭」は、うてな)あずまや。見晴し台。ちん。

てい‐しゅ【亭主】🔗🔉

てい‐しゅ亭主】 ①一家の主人。特に、宿屋や茶店などのあるじ。徒然草「その座には―夫婦、隆弁僧正、あるじ方の人にて座せられけり」 ②おっと。良人。 ③茶の湯で、客に対して茶を点じ接待をする人。主人。 ⇒ていしゅ‐かんぱく【亭主関白】 ⇒ていしゅ‐ぐち【亭主口】 ⇒ていしゅ‐ばしら【亭主柱】 ⇒ていしゅ‐ぶり【亭主振り】 ⇒ていしゅ‐もち【亭主持ち】 ⇒亭主の好きな赤烏帽子 ⇒亭主八盃、客三盃 ⇒亭主を尻に敷く

てい‐しゅう【亭主】🔗🔉

てい‐しゅう亭主】 テイシュの長音化。狂言、萩大名「―などが、こなたさまをおともいたいてまゐつたらば」

ていしゅ‐かんぱく【亭主関白】‥クワン‥🔗🔉

ていしゅ‐かんぱく亭主関白‥クワン‥ (亭主はその家で最高の存在であることをたとえていう語) ①亭主が客より上座に着くこと。 ②亭主が家の中で(特に妻に対して)絶対の権威を握っていること。↔嚊天下かかあでんか⇒てい‐しゅ【亭主】

○亭主の好きな赤烏帽子ていしゅのすきなあかえぼし🔗🔉

○亭主の好きな赤烏帽子ていしゅのすきなあかえぼし 一家の主人の好むものは、たとえ笑われるような異様な物事でも、家族はこれに従うものであるとの意。 ⇒てい‐しゅ【亭主】 ていしゅ‐ばしら亭主柱(→)大黒柱だいこくばしらに同じ。 ⇒てい‐しゅ【亭主】

ていしゅ‐ばしら【亭主柱】🔗🔉

ていしゅ‐ばしら亭主柱(→)大黒柱だいこくばしらに同じ。 ⇒てい‐しゅ【亭主】 ○亭主八盃、客三盃ていしゅはっぱいきゃくさんばい 饗応の時、本当は逆でなければならないのに、主人が客よりも多量に酒を飲むことをいう。 ⇒てい‐しゅ【亭主】

○亭主八盃、客三盃ていしゅはっぱいきゃくさんばい🔗🔉

○亭主八盃、客三盃ていしゅはっぱいきゃくさんばい 饗応の時、本当は逆でなければならないのに、主人が客よりも多量に酒を飲むことをいう。 ⇒てい‐しゅ【亭主】 ていしゅ‐ぶり亭主振り】 亭主としての態度。客あしらい。好色一代男8「心のある―」 ⇒てい‐しゅ【亭主】 ティシュ‐ペーパーtissue paper⇒ティッシュ‐ペーパー ていしゅ‐もち亭主持ち】 夫がいること。夫のいる女性。 ⇒てい‐しゅ【亭主】

ていしゅ‐ぶり【亭主振り】🔗🔉

ていしゅ‐ぶり亭主振り】 亭主としての態度。客あしらい。好色一代男8「心のある―」 ⇒てい‐しゅ【亭主】

ていしゅ‐もち【亭主持ち】🔗🔉

ていしゅ‐もち亭主持ち】 夫がいること。夫のいる女性。 ⇒てい‐しゅ【亭主】 ○亭主を尻に敷くていしゅをしりにしく 妻が夫をないがしろにして、気ままにふるまうことにいう。 ⇒てい‐しゅ【亭主】

○亭主を尻に敷くていしゅをしりにしく🔗🔉

○亭主を尻に敷くていしゅをしりにしく 妻が夫をないがしろにして、気ままにふるまうことにいう。 ⇒てい‐しゅ【亭主】 てい‐じゅん貞順】 みさおが堅くて従順なこと。 てい‐じゅん悌順】 兄または長上につかえて従順なこと。 てい‐しょ汀渚】 みぎわ。なぎさ。 てい‐じょ丁女‥ヂヨ ①丁年の女。一人前の女。 ②律令制で、正丁せいていと同年齢の女。正女せいじょてい‐じょ貞女‥ヂヨ みさおの堅い女性。貞節を守る女。節婦。「―の鑑かがみ⇒貞女は二夫をならべず ⇒貞女両夫に見えず てい‐しょう低唱‥シヤウ 低い声でうたうこと。「浅酌―」 てい‐しょう定床‥シヤウ 病院の、入院患者を受け入れられるベッド数。 てい‐しょう定昇】 定期昇給の略。 てい‐しょう定省‥シヤウ ⇒ていせい てい‐しょう抵償‥シヤウ ①つぐない。あがない。 ②ひきあて。抵当。かきいれ。 てい‐しょう逓相‥シヤウ 逓信大臣の略称。 てい‐しょう提唱‥シヤウ ①ある事を提示して主張すること。「―者」 ②〔仏〕禅宗で、教えの根本を提示して説法すること。提要。提綱。 てい‐しよう鄭芝溶⇒チョン=ジヨン てい‐じょう呈上‥ジヤウ 人に物などをさしあげること。「謹んで一書を―する」「粗品―」 てい‐じょう定常‥ジヤウ 一定していて変わらないこと。 ⇒ていじょう‐うちゅう‐ろん【定常宇宙論】 ⇒ていじょう‐じょうたい【定常状態】 ⇒ていじょう‐でんりゅう【定常電流】 ⇒ていじょう‐は【定常波】 てい‐じょう帝城‥ジヤウ 皇帝の住む城。天子の城。宮城。皇城。王城。 てい‐じょう庭上‥ジヤウ 庭の表面。庭の上。平家物語5「数万の兵―に袖を連ぬといへども」 てい‐じょう梯状‥ジヤウ はしごがた。梯形。 てい‐じょう蹄状‥ジヤウひづめのような形。 でい‐しょう泥匠‥シヤウ 左官。かべぬり。泥工。 でい‐しょう泥象‥シヤウ 中国で、墓の中に納めるため土を焼いて作った人や動物の像。 ていじょう‐うちゅう‐ろん定常宇宙論‥ジヤウ‥チウ‥ 宇宙は大局的にみれば定常であるとする理論。ビッグバン宇宙論の証拠となる宇宙背景放射が発見され、現在では否定されている。 ⇒てい‐じょう【定常】 てい‐しょうがい低障害・低障碍‥シヤウ‥ 200メートルハードル競走の俗称。 てい‐じょうぎ丁定規‥ヂヤウ‥ (→)ティー定規に同じ。 ていじょうざっき貞丈雑記‥ヂヤウ‥ 伊勢貞丈さだたけ著の故実書。16巻。子孫が古書を読む便にと武家の故実に関する考証を、1763年(宝暦13)から没年の84年(天明4)まで、日々記載した雑録。1843年(天保14)刊。 ていしょう‐しゃ低床車‥シヤウ‥ 障害者などの乗降を容易にするために床を低くした鉄道車両。 ていじょう‐じょうたい定常状態‥ジヤウジヤウ‥ ①動的な現象で、状態を決める物理量が、時間とともに変わらないもの。例えば、流体の流れの速さ、電流の強さが時間的に一定に保たれている状態。 ②量子力学では、系のエネルギーが一定に保たれている状態。 ⇒てい‐じょう【定常】 ていじょう‐でんりゅう定常電流‥ジヤウ‥リウ 強さが時間的に変わらない電流。 ⇒てい‐じょう【定常】 ていじょう‐は定常波‥ジヤウ‥ 〔理〕(→)定在波に同じ。 ⇒てい‐じょう【定常】 ていしょう‐バス低床バス‥シヤウ‥ 車両の床面が低く乗降しやすくしたバス。 てい‐しょく呈色】 色彩をあらわすこと。 ⇒ていしょく‐はんのう【呈色反応】 てい‐しょく定食】 食堂や料理屋などで、一定の献立こんだてによっていくつかの料理を取り合わせた食事。「刺身―」 てい‐しょく定植】 植物を苗床から畑に移して、本式に植えること。↔仮植 てい‐しょく定職】 きまった職業。「―につく」 てい‐しょく抵触・牴触・觝触】 ①ふれること。 ②互いに矛盾すること。さしさわること。 ③法律の規定などに違反すること。「法に―する」 てい‐しょく停職】 公務員などの懲戒処分の一つ。職員の身分は保つが職務に従事させないこと。その間無給。 ていしょく‐はんのう呈色反応‥オウ 発色・変色の現象を伴う化学反応。試料溶液に試薬を加え、物質を検出する定性分析に利用する。 ⇒てい‐しょく【呈色】 てい‐じょしょう丁汝昌‥シヤウ 清末の軍人。字は禹廷。安徽廬江の人。北洋海軍の水師提督。黄海の海戦で大敗、威海衛に封鎖され日本海軍に降伏。服毒自決。(1836〜1895)

てい‐ちょう【亭長】‥チヤウ🔗🔉

てい‐ちょう亭長‥チヤウ 宿駅の長。秦漢時代には盗賊追捕をつかさどった。

てい‐てい【亭亭】🔗🔉

てい‐てい亭亭】 樹木などの高くまっすぐにそびえたつさま。「―と茂る大樹」「―たる老樹」

てい‐ぼう【亭坊】‥バウ🔗🔉

てい‐ぼう亭坊‥バウ あるじの坊主。住職。

[漢]亭🔗🔉

 字形  筆順 〔亠部7画/9画/常用/3666・4462〕 〔音〕テイ(漢) チン(唐) [意味] ①人がとどまって休息する建物。 ㋐宿場。宿駅。「亭長・駅亭」▶中国で、昔、十里ごとに置いた。 ㋑あずまや。「築山つきやまの亭ちんで休む」「芸亭うんてい・池亭」 ㋒旅館・料理屋・茶屋・寄席よせなどの建物。「亭主・旅亭・料亭・旗亭・茶亭・席亭」 ②文人・芸人などの屋号につける語。「二葉ふたば亭四迷・三遊亭」 ③樹木や建物がすっくと立つさま。「亭亭」 [解字] 形声。「高」(=楼閣)の省略形+音符「丁」(=垂直に立つ)。地上に垂直に立つ建物の意。は異体字。

大辞林の検索結果 (20)

ちん【亭】🔗🔉

ちん [1] 【亭】 〔唐音〕 庭に設けた,眺望や休息のための小形の建物。あずまや。

ちん-ざしき【亭座敷】🔗🔉

ちん-ざしき [3] 【亭座敷】 あずまや風にしゃれて造った座敷。庭園のあずまやを座敷にしつらえたもの。 →亭(チン)

てい【亭】🔗🔉

てい 【亭】 ■一■ [1] (名) (1)あずまや。ちん。 (2)屋敷。住居。「御使に西八条の―に向かふ/平家 3」 (3)家のあるじ。亭主。「主の―,呼びて風呂へ入れ参らす/仮名草子・仁勢物語」 ■二■ (接尾) (1)料亭・寄席などの屋号に添える語。「末広―」 (2)雅人の居室・あずまや・楼などの号に添える語。「観月―」 (3)芸人・文人などの号に添える語。「古今―」「式―三馬」

てい-ご【亭午】🔗🔉

てい-ご [1] 【亭午】 〔「亭」は至る,「午」は真南の意〕 日が南中すること。転じて,正午。まひる。「我は恰(アダカ)も―の日輪/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

てい-ごう【亭号】🔗🔉

てい-ごう ―ガウ [3] 【亭号】 「亭」の付く号。菊亭・狂訓亭・三遊亭など。

てい-し【亭子】🔗🔉

てい-し [1] 【亭子】 あずまや。ちん。

ていじ-いん【亭子院】🔗🔉

ていじ-いんン 【亭子院】 宇多上皇の院号。また,その御所。左京七条坊門南,西洞院の西(西本願寺の東辺)にあった。

ていじいん-の-うたあわせ【亭子院歌合】🔗🔉

ていじいん-の-うたあわせン―ウタアハセ 【亭子院歌合】 歌合。一巻。913年3月13日,宇多上皇が亭子院で主催。三〇番六〇首。詠者は紀貫之ら一〇人。勅判で,判詞は現存最古のもの。「天徳歌合」とともに,歌合の範とされた。

てい-しゅ【亭主】🔗🔉

てい-しゅ [1] 【亭主】 (1)一家の主人。特に,宿屋・茶屋・揚屋などの主人。あるじ。 (2)夫(オツト)。主人。「うちの―」 (3)〔喫茶の亭の主人の意〕 茶会で茶事を主催する人。主人。 ⇔客

ていしゅ=の好きな赤烏帽子(アカエボシ)🔗🔉

――の好きな赤烏帽子(アカエボシ) 赤い烏帽子をかぶるような異様なことでも,一家の主人の好むことなら,家族は同調しなくてはならないということ。亭主の好きな赤鰯(アカイワシ)。

ていしゅ=八盃(ハツパイ)客(キヤク)三盃🔗🔉

――八盃(ハツパイ)客(キヤク)三盃 客をもてなすのに主人の方が客よりもむしろ多量に酒を飲むこと。亭主八盃。

ていしゅ-いし【亭主石】🔗🔉

ていしゅ-いし [3] 【亭主石】 露地の中潜(クグ)りのそばにある飛び石のうち,亭主が客を迎えるために乗る石。 ⇔客石(キヤクイシ)

ていしゅ-かんぱく【亭主関白】🔗🔉

ていしゅ-かんぱく ―クワン― [4] 【亭主関白】 家庭内で夫が妻に対して支配者のごとく威張っていること。 ⇔嬶(カカア)天下

ていしゅ-ぐち【亭主口】🔗🔉

ていしゅ-ぐち [3] 【亭主口】 ⇒茶道口(サドウグチ)

ていしゅ-ばしら【亭主柱】🔗🔉

ていしゅ-ばしら [4] 【亭主柱】 大黒(ダイコク)柱。

ていしゅ-もち【亭主持(ち)】🔗🔉

ていしゅ-もち [0][5] 【亭主持(ち)】 夫のある女。既婚の女。

てい-ちょう【亭長】🔗🔉

てい-ちょう ―チヤウ [0][1] 【亭長】 中国,秦・漢代,宿駅の役場の長。治安警察・旅客管理・民事処理の任にあたった。

てい-てい【亭亭】🔗🔉

てい-てい [0] 【亭亭】 (ト|タル)[文]形動タリ (1)樹木などの高くそびえているさま。「天を封ずる老幹の―と行儀よく並ぶ/虞美人草(漱石)」 (2)はるかに遠いさま。「物見の玉だれ―と色をこめたる琴三味線/浄瑠璃・南蛮鉄後藤目貫」

てい【亭】(和英)🔗🔉

てい【亭】 a restaurant;→英和 an arbor (あずまや).→英和

ていしゅ【亭主】(和英)🔗🔉

ていしゅ【亭主】 a husband (夫);→英和 the master (主人);→英和 the host (来客に対して);→英和 the landlord (宿屋の).→英和 亭主関白 the master in one's own home.

広辞苑+大辞林で始まるの検索結果。