ご‐て【御亭】 (御亭主の略)主人。夫。ごてい。洒落本、辰巳之園「おいらを狐がはらませて、―になろとはわしややです」

ご‐てい【御亭】 ①他人の邸宅の尊敬語。 ②御亭主の略。ごて。狂言、笠の下「なう―に尋ねたい事が御座る」

ご‐ていしゅ【御亭主】 ①一家の主人の尊敬語。 ②他人の夫の尊敬語。ごてい。

ごて‐がか【御亭嬶】 (「ごて」は御亭主の略、「かか」は妻のこと)主婦。

ごて‐さん【御亭様】 (「ごて」は御亭主の略)茶屋・船宿などの主人をいう遊里語。ごっさん。

ご-て 【御亭】 〔「御亭主」の略〕 御主人。ごてい。 →ごてさん

ご-てい 【御亭】 （１）貴人などの邸宅。 （２）「御亭主」の略。「―はといへば，女房そのまま返答におよばず/咄本・露が咄」

ご-ていしゅ [2] 【御亭主】 （１）一家の主人の敬称。あるじ。 （２）他人の夫の敬称。

ごて-さん 【御亭さん】 〔「御亭主様」の転〕 遊里で，揚屋(アゲヤ)や茶屋の主人をいう語。ごてさま。ごて。