お‐ご【御御】 ^（→）「おごう」に同じ。

お‐ごう【御御】 (「御御前_おごぜ」の転か)娘または妻の愛称。おご。狂言、岡太夫「―がこしらへ様を存じて居まする程に」 ⇒おごう‐さま【御御様】

おごう‐さま【御御様】 お嬢様。奥様。狂言、米市「―へうばが方から御言伝が御ざりました」 ⇒お‐ごう【御御】

お‐ごく【御御供】 神饌の主食または洗穀類。

お‐ごろう・ず【御御覧ず】_‥ラウズ 〔他サ変〕 「御覧ず」を更に丁寧に言ったもの。狂言、金岡「まづわらはを、ゑどつて―・じやれ」

お‐み【御御】 〔接頭〕 (オホミ（大御）の約)尊敬・丁寧の意を表す。狂言、入間川「結構にもござらぬ―扇を」。「―帯」

おみ‐あかし【御御灯火】 灯火_ともしびの尊敬語。おおみあかし。

おみ‐あし【御御足】 他人の足の尊敬語。

おみ‐おつけ【御御御付】 味噌汁の丁寧な言い方。

おみ‐くじ【御御鬮・御神籤】 神仏に祈願して、事の吉凶をうらなうくじ。吉凶をしるした多くの串を匣_はこまたは筒に入れておき、小孔から振り出してとる。「―を引く」

お-ご 【御御】 「おごう（御御）」に同じ。「これの―はことし二十にこそならるれ/咄本・醒睡笑」

お-ごう 【御御】 〔「御御前(オゴゼ)」の転とも〕 妻または娘をいう語。おご。「こなたへ遣はしました―が/狂言・岡太夫（鷺流）」

おごう-さま 【御御様】 他人の妻や娘の敬称。「是は―もお出でなされてござるか/狂言・庖丁聟（虎寛本）」

お-ごろうじゃ・る ―ゴラウジヤル 【御御覧じゃる】 （連語） 御覧になられる。「まづわらはを，ゑどつて―・れ/狂言・金岡」

お-み 【御御】 （接頭） 〔接頭語「お」「み」を重ねたもの〕 尊敬の意を表す。「―足」「―くじ」

おみ-あかし [3] 【御御灯・御御灯火】 神仏の前に供える灯火。御灯明。おおみあかし。

おみ-あし [0][2] 【御御足】 〔「お」「み」は接頭語。近世女性語〕 人を敬って，その人の足をいう女性語。「―をおもみいたしましょう」

おみ-おつけ [3] 【御御御付け】 〔「お」「み」は接頭語〕 味噌汁を丁寧にいう語。 〔「おみ」は味噌を丁寧にいう近世女性語からともいう〕

おみ-くじ [0] 【御御籤・御神籤】 〔「お」「み」は接頭語〕 神仏に祈って，事の吉凶を占うために引くくじ。