い‐ぎ【意義】 ①意味。わけ。言語学では、特に「意味」と区別して「一つの語が文脈を離れてもさし得る内容」の意に使うこともある。 ②物事が他との連関において持つ価値・重要さ。「参加することに―がある」

いぎ‐そ【意義素】 〔言〕 ①(sememe)形態素がもつ意味。もとブルームフィールドの用語。形態意味素ともいう。 ②(sémantème フランス)ポティエ（B. Pottier1924〜）によれば、形態素の意味を構成する意味的特徴の集合。

いぎ‐ぶか・い【意義深い】 〔形〕 重要な意味をもつ。価値がある。

い-ぎ [1] 【意義】 （１）ある言葉によって表される内容。特に，その言葉に固有の内容・概念。「言葉の形態と―」 （２）物事が他との関連においてもつ価値や重要性。「―のある仕事」

いぎ-そ [2] 【意義素】 （１）語の意味を扱う言語学の一分野で，個々の語には一回ごとの具体的な用法の制約を離れても一定の基本的意味がある，とする立場から設定される意味的単位。意味成分。 （２）〔sememe〕 形態素が表す意味。意味素。 →形態素(１) （３）〔(フランス) smantme; 英 semanteme〕 実質的意味を表す単語または単語の形の一部分。意義部。 ⇔形態素(２)

いぎ-ふ [2] 【意義符】 漢字の構成要素のうち意義を示す部分。「銅」の「金」，「江」の「」の部分など。意符。

いぎ-ぶか・い [4] 【意義深い】 （形） 大きな価値がある。重要である。「国際平和にとって―・い出来事」

いぎ【意義】 (a) meaning;→英和 significance.→英和 〜ある(のない) significant (meaningless;senseless).→英和 ⇒意味.