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広辞苑の検索結果 (1)
た・つ【絶つ・断つ・截つ】🔗⭐🔉
た・つ【絶つ・断つ・截つ】
〔他五〕
一本に続こうとするつながりを途中で切る意。
①続けていたものをやめる。万葉集17「―・ちたる恋の繁きころかも」。日葡辞書「サケヲタツ」「サケ・ユヲタツ」。「食を―・つ」
②続いていることをたやす。後拾遺和歌集冬「さびしさに煙をだにも―・たじとや」
③終わらせる。亡ぼす。万葉集20「おほろかに心思ひてむなことも祖おやの名―・つな」。日葡辞書「イノチヲタツ」「ヒトノタネヲタツ」。「望みを―・つ」
④切り放す。切断する。万葉集20「厩なる縄―・つ駒の後るがへ」。日葡辞書「ノ(箆)ヲ、また、ヤノ(矢箆)ヲタツ」。「鎖を―・つ」
⑤(「裁つ」と書く)布を衣服にするためにきりそろえる。万葉集7「夏蔭のつまやの下に衣きぬ―・つ吾妹裏まけてわがため―・たばやや大に―・て」。日葡辞書「キルモノヲタツ」「イシャウヲタチヌウ」
⑥さえぎる。隔てる。徒然草「此所を切れ、彼所を―・て」。「敵の退路を―・つ」「交際を―・つ」
◇「絶」は、終わらせる、以後続かないの意味合いで使うことが多く、「断」は、切断する、さえぎる、やめるなどの場合にふつう使われる。
大辞林の検索結果 (2)
た・つ【断つ・絶つ】🔗⭐🔉
た・つ [1] 【断つ・絶つ】 (動タ五[四])
(1)ひも状のものを切る。切断する。比喩的にも用いる。《断》「鎖を―・つ」「はらわたを―・つ思い」「悪の根を―・つ」
(2)必要な通路などを途中で通れないようにする。遮断する。《断》「補給路を―・つ」「退路を―・つ」
(3)生活費や原料の供給が行われないようにする。《絶》「石油の供給を―・つ」「親元からの送金を―・たれる」
(4)それまで続いていたことをそこでやめる。《絶》(ア)関係を解消する。「国交を―・つ」「 B 社との関係を一切―・つ」「きずなが―・たれる」(イ)「消息をたつ」「連絡をたつ」の形で,連絡がとれなくなることをいう。「冬の北アルプスで消息を―・った」「先月,ロンドンから電話をかけてきた後,連絡を―・った」(ウ)執着・欲望をなくする。「最後の望みを―・たれる」(エ)ある飲食物をとることやある行為をやめる。神仏にかけた願のかなうまで,など期間を限る場合にいうことが多い。《断》「酒を―・っている」「塩を―・つ」(オ)本来もっと続くものを自分で終わらせる。「みずから命を―・った」「参詣の人が跡を―・たない」「人の子は祖(オヤ)の名―・たず/万葉 4094」
〔「絶える」に対する他動詞〕
[可能] たてる
たつ【断つ】(和英)🔗⭐🔉
たつ【断つ】
[切断]cut (off).→英和
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