かく‐さま【斯く様】 このようなさま。このよう。万葉集15「世の中の常のことわり―になり来にけらし」

かく‐よう【斯く様】_‥ヤウ このよう。こんなさま。大鏡時平「―の歌や詩などを」

か‐よう【斯様】_‥ヤウ このよう。こんなふう。「―な次第で遅れました」「―に考えます」

こう‐よう【斯う様】_カウヤウ (カクヤウの音便)このよう。かよう。土佐日記「―の物もなき国なり」

か-よう ―ヤウ [0] 【斯様】 （形動）[文]ナリ このよう。「―なわけで」

かよう-かよう ―ヤウ―ヤウ 【斯様斯様】 （連語） これこれこのとおり。「―の刺激をうけなば/小説神髄（逍遥）」

こう-ざま カウ― 【斯様】 （形動ナリ） 〔「かくさま」の転〕 このようなようす。このような状態。「源中納言は―に好ましうは焚き匂はさで/源氏（紅梅）」 →とさまこうさま

こう-よう カウヤウ 【斯様】 （形動ナリ） 〔「かくやう」の転〕 このよう。こういう。「この―にもの持てくる人に/土左」