のり‐の‐あめ【法の雨】 仏法が衆生を慈しみ潤すのを雨にたとえていう語。法雨。伊勢物語集「あまねく―はそそげる」

ほう‐う【法雨】_ホフ‥ 仏法が衆生をあまねく教化するのを万物を潤す雨にたとえた語。太平記27「天竜八部悉く霊神の威を助けて、清浄の―を灌_そそきける」

ほう-う ホフ― [1] 【法雨】 （１）仏法が衆生(シユジヨウ)を教化することを，雨が万物をうるおすことにたとえていう語。のりのあめ。「清浄の―を灌きける/太平記 27」 （２）救いの雨。「此の水は観音の甘露―と覚えたり/浄瑠璃・出世景清」