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広辞苑の検索結果 (5)

さり‐とて【然りとて】🔗🔉

さり‐とて然りとて】 〔接続〕 そうかといって。だからといって。そうだけれども。古今和歌集「恋すれば我が身は影となりにけり―人に添はぬものゆゑ」。「―許すわけにはいかない」 ⇒さりとて‐は【然りとては】 ⇒さりとて‐も【然りとても】

さりとて‐は【然りとては】🔗🔉

さりとて‐は然りとては】 ①それでも。そうはいっても。平家物語5「―文覚は観音をこそ深う頼み奉つたれ」 ②これはまた。全く。好色五人女4「―物うき世や」 ③どうしても。浄瑠璃、堀川波鼓「兄嫁の敵を見捨てておかれうか。―連れてたべ」 ⇒さり‐とて【然りとて】

さりとて‐も【然りとても】🔗🔉

さりとて‐も然りとても】 そうとしても。そうだからといって。源氏物語早蕨「嘆かれ給ふこと尽きせぬを、―又せめて心ごはく絶えこもりても」 ⇒さり‐とて【然りとて】

さり‐とは【然りとは】🔗🔉

さり‐とは然りとは】 〔接続〕 ①そうとは。そういうこととは。浄瑠璃、心中刃は氷の朔日「―、わるい合点」。「―知らずに」 ②それはそれは。これはまた。好色五人女4「―やさしく情の深き御方」

さり‐とも【然りとも】🔗🔉

さり‐とも然りとも】 〔接続〕 ①そうであっても。それでも。源氏物語東屋「―、人には劣りたまはじとは思ひなぐさむ」 ②よもや。まさか。源氏物語桐壺「―、うち捨てては、え行きやらじと宣はするを」

大辞林の検索結果 (5)

さり-とて【然りとて】🔗🔉

さり-とて [1] 【然りとて】 (接続) そうはいっても。そうだからといって。だが。「欲しいが,―すぐには買えない」

さりとて=は🔗🔉

――は (1)そうであるからといって。それでも。「―,いと,おぼつかなくてやはあらむ/源氏(蜻蛉)」 (2)そうではあろうが。ともかく。「衣なくては叶ふまじ,―先づかへしたび給へ/謡曲・羽衣」 (3)驚きの気持ちを表す。そうであるとは。それはそれは。まったく。「―,其の小歌の事では御座らぬ/狂言・萩大名(虎寛本)」

さりとて=も🔗🔉

――も そうであっても。だからといって。「世の人も言ひ出づることあらむや,―…すきずきしき心ばへなど,もらし給ふな/源氏(藤裏葉)」

さり-とは【然りとは】🔗🔉

さり-とは [1] 【然りとは】 (接続) (1)そうだとは。そういうこととは。「―知らなかった」 (2)これはまあ。それはそれは。感動をこめていう。「―やさしく情のふかき御かた/浮世草子・五人女 4」

さり-とも【然りとも】🔗🔉

さり-とも 【然りとも】 (接続) (1)そうであっても。それでも。「―まかりて仰せ事たまはむ/竹取」 (2)いくらなんでも。よもや。まさか。「―と思ひつつ明くるを待ちつる心もとなさ/更級」

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