しゅこう【珠光】_‥クワウ (ジュコウとも) ⇒むらたしゅこう（村田珠光）。 ⇒しゅこう‐せいじ【珠光青磁】 ⇒しゅこう‐どんす【珠光緞子】

しゅこう‐せいじ【珠光青磁】_{‥クワウ‥} 村田珠光愛玩の青磁茶碗。中国製で、外面に櫛目の線のある、俗に猫掻手と称される黄みを帯びた粗製の南方青磁。 ⇒しゅこう【珠光】

しゅこう‐どんす【珠光緞子】_{‥クワウ‥} 納戸_なんど色の地に、萌黄または薄縹_{うすはなだ}色の緯糸_よこいとで小花唐草と竜を織り出した緞子。村田珠光が愛用した。 ⇒しゅこう【珠光】

じゅこう ジユクワウ 【珠光】 〔「しゅこう」とも〕 ⇒村田珠光(ムラタジユコウ)

じゅこう-せいじ ジユクワウ― [4] 【珠光青磁】 〔村田珠光愛用の茶碗と同様の手とされたことから〕 淡黄褐色で透明質の釉(ウワグスリ)を施した，中国同安窯系の青磁。内外面に櫛目文(クシメモン)，猫掻き文様がある。

じゅこう-どんす ジユクワウ― [4] 【珠光緞子】 〔村田珠光が愛用したことから〕 名物裂(ギレ)の一。濃い花色を経(タテ)糸に，渋い萌黄(モエギ)を緯(ヨコ)糸に用いて，唐草・竜・宝づくしなどの文様を織り出した繻子(シユス)織物。