ひ‐か【皮下】 表皮の下層。または皮膚の下層、すなわち真皮の下にある皮下結合組織の部分。「―注射」

ひか‐いっけつ【皮下溢血】 外傷または出血性疾患のため、皮膚の毛細血管から皮下組織に出血し、点々と出血箇所が見えること。皮下点状出血。

ひか‐しぼう【皮下脂肪】_‥バウ 皮下結合組織に層状に貯えられている脂肪。

ひか‐しゅっけつ【皮下出血】 皮膚や皮下組織の出血。点状・斑状等の赤ないし紫色の出血箇所がみられる。

ひか‐そしき【皮下組織】 脊椎_せきつい動物の真皮の下にある疎な結合組織。膠原_こうげん線維や弾性線維の網目の中に基質が充満し、そこに比較的まばらに細胞が存在。また脂肪細胞が集団となって皮下脂肪組織を形成する。免疫反応の場になったり、衝撃をやわらげたりする。→皮膚（図）

ひか‐ちゅうしゃ【皮下注射】 薬液を皮下組織内に注射すること。

ひ-か [2][1] 【皮下】 皮膚の下。皮下組織の部分。「―脂肪」

ひか-いっけつ [3] 【皮下溢血】 打撲などの外傷や出血性疾患で，皮下に血液が広範囲にわたり溢出した状態。

ひか-しぼう ―シバウ [3] 【皮下脂肪】 皮下組織中に蓄積された脂肪細胞の集合体。鳥類・哺乳類にみられ，部位や個体の栄養状態などにより量が著しく異なる。

ひか-しゅっけつ [3] 【皮下出血】 （名）スル 血液や血管の疾患，打撲などの外傷により皮下に起こる限局性の出血。あざ。

ひか-そしき [3] 【皮下組織】 脊椎動物の真皮と骨や筋肉との間にある結合組織。ヒトでは膠原繊維・弾性繊維・脂肪細胞から成り，血管・神経が多様に貫走し，汗腺と終末神経小体が存在する。

ひか-ちゅうしゃ [3] 【皮下注射】 皮下組織の中に薬液を注入する注射方法。薬剤の経口的な投与が不可能な場合や，早い効果を期待するときなどに用いる。

ひか【皮下の】 hypodermic;→英和 under the skin.→英和 ‖皮下脂肪 subcutaneous fat.皮下出血 hypodermal bleeding.皮下注射 a hypodermic injection.