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広辞苑の検索結果 (13)

けい‐けん【経験】🔗🔉

けい‐けん経験】 (experience) ①人間が外界との相互作用の過程を意識化し自分のものとすること。人間のあらゆる個人的・社会的実践を含むが、人間が外界を変革するとともに自己自身を変化させる活動が基本的なもの。馬場辰猪、思想ノ説「之ヲ―スルヤ必ズ自ラ進デ其ノ事物ニ当ラザル可ラズ」 ㋐外的あるいは内的な現実との直接的接触。 ㋑認識として未だ組織化されていない、事実の直接的把握。 ㋒何事かに直接ぶつかる場合、それが何らかの意味で自己を豊かにするという意味を含むこと。「得がたい―」 ㋓何事かに直接にぶつかり、そこから技能・知識を得ること。「―を積む」 ②〔哲〕感覚・知覚から始まって、道徳的行為や知的活動までを含む体験の自覚されたもの。 ⇒けいけん‐かがく【経験科学】 ⇒けいけん‐がくしゅう【経験学習】 ⇒けいけん‐カリキュラム【経験カリキュラム】 ⇒けいけん‐しゃ【経験者】 ⇒けいけん‐しゅぎ【経験主義】 ⇒けいけん‐そく【経験則】 ⇒けいけん‐ち【経験値】 ⇒けいけん‐てき【経験的】 ⇒けいけんてき‐がいねん【経験的概念】 ⇒けいけんてき‐ほうそく【経験的法則】 ⇒けいけん‐ひはんろん【経験批判論】 ⇒けいけん‐ろん【経験論】

けいけん‐かがく【経験科学】‥クワ‥🔗🔉

けいけん‐かがく経験科学‥クワ‥ 対象をありのままに観察・記述・分析し、対象の法則性・説明原理を導出しようとする学問。実証的諸科学を指す。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐がくしゅう【経験学習】‥シフ🔗🔉

けいけん‐がくしゅう経験学習‥シフ 児童・生徒の生活経験を重視し、これを基礎として行う学習。生活学習。↔系統学習。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐カリキュラム【経験カリキュラム】🔗🔉

けいけん‐カリキュラム経験カリキュラム】 生活経験を重んじ、その発展を中心として編成する教育課程。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐しゃ【経験者】🔗🔉

けいけん‐しゃ経験者】 それをすでに経験した人。「―は語る」「学識―」 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐しゅぎ【経験主義】🔗🔉

けいけん‐しゅぎ経験主義】 ①(→)経験論に同じ。 ②物事を、経験に基づいて判断しようとする態度。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐そく【経験則】🔗🔉

けいけん‐そく経験則(→)経験的法則に同じ。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐ち【経験値】🔗🔉

けいけん‐ち経験値】 これまでの経験から推測して得られる値。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐てき【経験的】🔗🔉

けいけん‐てき経験的】 経験に基づくさま。「―事実」 ⇒けい‐けん【経験】

けいけんてき‐がいねん【経験的概念】🔗🔉

けいけんてき‐がいねん経験的概念】 (empirical concept)純粋概念に対して、経験の抽象によって得られる概念。「花」「人」「動物」の類。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけんてき‐ほうそく【経験的法則】‥ハフ‥🔗🔉

けいけんてき‐ほうそく経験的法則‥ハフ‥ 経験的事実に基づいて得られた法則。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐ひはんろん【経験批判論】🔗🔉

けいけん‐ひはんろん経験批判論】 (Empiriokritizismus ドイツ)ドイツの哲学者アヴェナリウス(R. Avenarius1843〜1896)の認識説。経験から個人的要素や形而上学的仮定を排除した純粋経験によって世界を説明しようとするもの。この純粋経験には主・客の対立はないから、唯物論・観念論の対立をこえたものと主張したが、純粋経験とは感覚的所与であり、それから独立的な対象を認めない点において、一種の主観的観念論である。これと類似するマッハの説もこの名で呼ぶことがある。 ⇒けい‐けん【経験】

けいけん‐ろん【経験論】🔗🔉

けいけん‐ろん経験論】 (empiricism)認識の源泉をもっぱら経験に求める哲学説。代表的なものは17〜18世紀のイギリス経験論(F.ベーコン・ロック・バークリー・ヒューム)であり、一切の観念は感覚的経験から生ずるとして、生得観念を否定した。経験主義。↔理性論 ⇒けい‐けん【経験】

大辞林の検索結果 (12)

けい-けん【経験】🔗🔉

けい-けん [0] 【経験】 (名)スル (1)直接触れたり,見たり,実際にやってみたりすること。また,そのようにして得た知識や技術。「はじめての―」「この痛さは―しなければわからない」「―を積む」「―が浅い」 (2)実験。「蒸気の力を―する器具を製せしが/西国立志編(正直)」 (3)〔哲〕 〔experience〕 理念・思考や想像・記憶によってではなく,感覚や知覚によって直接に与えられ体験されるものごと。

けいけん-かがく【経験科学】🔗🔉

けいけん-かがく ―クワ― [5] 【経験科学】 純粋に理論を探究する科学に対し,経験的事実を対象として実証的に諸法則を探究する科学。実証科学。

けいけん-がくしゅう【経験学習】🔗🔉

けいけん-がくしゅう ―シフ [5] 【経験学習】 生活経験そのものを素材として展開される学習。経験上の問題解決を通して学習を進める。 →系統学習

けいけん-しゃ【経験者】🔗🔉

けいけん-しゃ [3] 【経験者】 あるものごとを深く経験した人。「―は語る」

けいけん-しゅぎ【経験主義】🔗🔉

けいけん-しゅぎ [5] 【経験主義】 (1)「経験論」に同じ。 (2)理論的認識によらずもっぱら自己の具体的な経験のみを重んずる態度。 ⇔合理主義

けいけん-そく【経験則】🔗🔉

けいけん-そく [3] 【経験則】 法則としての因果的必然性がまだ明らかになっておらず,経験上そう言えるというだけの規則。

けいけん-てき【経験的】🔗🔉

けいけん-てき [0] 【経験的】 (形動) 経験によって得られるさま。また,経験によって得た知識や感覚を重視するさま。「昔の船乗りは嵐の前兆を―に知っていた」

けいけん-てき-がいねん【経験的概念】🔗🔉

けいけん-てき-がいねん [7] 【経験的概念】 経験に由来して形成される概念。例えば,人・犬・動物など。

けいけん-ひはんろん【経験批判論】🔗🔉

けいけん-ひはんろん [6] 【経験批判論】 アベナリウスらによって,一九世紀後半に唱えられた実証主義的哲学。経験内容から形而上学的仮定や個人的要素を除去して主客未分の純粋経験をもとめ,それに基づいて世界像を構成しようとする立場。唯物論と観念論の対立を超えると主張するが,レーニンはこれを一種の主観的観念論であるとして批判する。

けいけん-めいだい【経験命題】🔗🔉

けいけん-めいだい [5] 【経験命題】 経験によって真偽を確かめることのできる命題。

けいけん-ろん【経験論】🔗🔉

けいけん-ろん [3] 【経験論】 〔empiricism〕 知識の源泉は理性ではなく,もっぱら感覚的経験にあるとする哲学上の立場。生得観念を否定した一七,八世紀イギリス経験論( F =ベーコン・ロック・バークリー・ヒューム)が代表的。経験主義。経験哲学。

けいけん【経験】(和英)🔗🔉

けいけん【経験】 (an) experience.→英和 〜する experience;go through.〜のある(ない) (in)experienced.→英和 …の〜がある have experience in.〜を積む gainexperience.‖経験科学 an empirical science.経験者 a man of experience;a veteran (老練家).経験談 a story of one's personal experience.経験論 empiricism.

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