う‐さん【胡散】 (ウは唐音)あやしいこと。疑わしいこと。日葡辞書「ウサンニヲモウ」 ⇒うさん‐がお【胡散顔】 ⇒うさん‐くさ・い【胡散臭い】 ⇒うさん‐もの【胡散者】 ⇒うさん‐ら・し【胡散らし】

うさん‐がお【胡散顔】_‥ガホ 疑わしいと思っているような顔つき。 ⇒う‐さん【胡散】

うさん‐くさ・い【胡散臭い】 〔形〕 どことなく疑わしい。何となく怪しい。東海道中膝栗毛5「こなさんたちのなりそぶり、―・いと思ひをつたが」 ⇒う‐さん【胡散】

うさん‐もの【胡散者】 あやしい人。疑わしい者。 ⇒う‐さん【胡散】

うさん‐ら・し【胡散らし】 〔形シク〕 怪しまれるような様子である。うさんくさい。浄瑠璃、傾城阿波鳴門「―・しく吉田屋の内を覗いて」 ⇒う‐さん【胡散】

う-さん [0] 【胡散】 （形動）[文]ナリ 〔「う」は唐音〕 怪しいさま。不審なさま。胡乱(ウロン)。「此奴(コイツ)―だと引捉(ヒツトラ)へて見ると/義血侠血（鏡花）」 [派生] ――げ（形動）

うさん-くさ・い [5] 【胡散臭い】 （形） 見た様子がなんとなく怪しくて油断できない。疑わしい。「得体の知れぬ―・い人物」 [派生] ――げ（形動）――さ（名）

うさん-ら・し 【胡散らし】 （形シク） 怪しい。うさん臭い。「―・しく吉田屋の内をのぞいて/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡（上）」

うさん【胡散臭い】 suspicious(-looking).→英和