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かいよりはじめよ【隗より始めよ】▽中国🔗🔉

かいよりはじめよ【隗より始めよ】▽中国 《賢者を招こうとするならば、まず凡人を優遇するのがよいの意から》 遠大な事業を始めるにはまず身近なところから着手せよということ。 事をなすには言い出した当人から始めるべきであるということ。 《参考》 (イ)燕(エン)の昭王が賢者を招きたいと郭隗(カクカイ)に相談したとき、隗は王に「昔、ある国の王が千金で名馬を得ようとしたが、なかなか得られなかった。一人の家来が、自分が探して来ようと出掛けたが、見つけた名馬は死んでいたので、その骨を五百金で買って帰った。王は大いに怒ったが、家来は『名馬であれば骨でさえ大金で買うということが世に知れ渡れば、商人は進んで名馬を連れて来ましょう。』と答えた。果たして1年もたたぬうちに3頭もの名馬が集まった。」という故事を話した後、「王が本当に賢者を求めようとされるならば、まず私のような凡人を優遇して下さい。そうすれば賢者は招かずして集まりましょう。」と説いた。王がこのことばに従って隗を用いたところ、たちまち楽毅(カ゛クキ)・鄒衍(スウエン)・劇辛(ケ゛キシン)のような賢者が争って燕に集まって来たという。 (ロ)死馬の骨を買う。 《出典》 〔戦国策(センコ゛クサク)・燕〕

ことわざ ページ 103 での隗より始めよ単語。