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もとのもくあみ【元の木阿弥】🔗⭐🔉
もとのもくあみ【元の木阿弥】
せっかく一度よくなったものが、またもとの悪い状態に戻ってしまうたとえ。
◎語源については異説が多い。戦国時代、大和(やまと)郡山の城主、筒井順昭(じゅんしょう)が病死したさい、その子順慶がまだ幼かったので、順昭の死が敵に知れると困るので、遺言によって順昭に声のよく似た木阿弥を替え玉として使い、薄暗い寝所で順昭が寝ているように見せかけて人目を欺き、順慶が成人して順昭の死が公表されたとたん、替え玉の木阿弥はもとの身分に戻ったという説。また、山にこもり、木の実などを食べて木食(もくじき)という修行をしていた男が、年とともに心身が弱って修行もおろそかになり、とうとう別れた妻とよりを戻してしまって結局修行も水の泡となったという説。また、別に、朱塗りの朱がはげ落ちて、もとの木地が現れるの意の「もとの木椀(もくわん)」から転じた語とする説などもある。
ことわざ ページ 1098 での【元の木阿弥】単語。