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かんこくかんのけいめい【函谷関の鶏鳴】▽中国🔗⭐🔉
かんこくかんのけいめい【函谷関の鶏鳴】▽中国
奇策を用いて相手をだまし、窮地を脱することのたとえ。
《参考》
(イ)斉(セイ)の孟嘗君(モウショウクン)は秦(シン)の昭王に招かれてその宰相となったが、中傷にあって捕らえられ幽閉された。ようやく釈放されたので逃げて夜半に函谷関という関所まで来たが、既に昭王は孟嘗君を許したことを後悔して再び捕らえようと追っ手を出していた。関所の門は鶏鳴まで開かない規則で、困っていたとき、食客の一人が巧みににわとりの鳴きまねをしたため辺りのにわとりが一斉に鳴き出し、門が開かれて孟嘗君は無事に脱出したという。
(ロ)鶏鳴狗盗。
《出典》
〔史記(シキ)・孟嘗君伝〕
ことわざ ページ 127 での【函谷関の鶏鳴】単語。