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ごぎゅうつきにあえぐ【呉牛月に喘ぐ】▽中国🔗🔉

ごぎゅうつきにあえぐ【呉牛月に喘ぐ】▽中国 《水牛はいつも暑さに悩まされているので、月を見ても太陽と思って息づかいが荒くなるの意》思い過ごして取り越し苦労をすることのたとえ。 《参考》 (イ)「呉牛」は、水牛。呉の国に多く産したのでいう。 (ロ)風がきらいな満奮(マンフン)が、あるとき晋(シン)の武帝のそばに控えていた。北にガラス窓があって風を防いでいたが開いているように見えたので、満奮は困った顔をしていた。武帝がこれを見て笑うと、満奮は、「風が吹いて来るように思うだけで私は不安になるのです。まるで呉牛が月を見てあえぐように。」と答えたという。 《出典》 〔世説新語(セセツシンコ゛)・言語篇〕

ことわざ ページ 193 での呉牛月に喘ぐ単語。