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だんちょう【断腸】▽中国🔗🔉

だんちょう【断腸】▽中国 《腸(ハラワタ)がちぎれるの意》こらえきれないほどの深い悲しみやつらさをいう。 《参考》 晋(シン)の武将恒温(カンオン)が蜀(ショク)(四川(シセン)省)に攻め入ろうとして、舟で三峡(サンキョウ)まで来たとき、従者が猿(サル)の子を捕らえた。母猿は悲しげな声をあげ、岸づたいにどこまでも追って来て、100里余り行っても去らず、ついに舟にとび移るとそのまま息たえた。その腹を裂いて見ると、腸はずたずたに断ち切れていたという。 《出典》 〔世説新語(セセツシンコ゛)・黜免篇〕 《類句》腸を断つ。腸が千切れる。

ことわざ ページ 326 での断腸単語。