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にがびゃくどう【二河白道】▽東洋🔗⭐🔉
にがびゃくどう【二河白道】▽東洋
《二つの川の間の一筋の白い道の意》衆生(シュシ゛ョウ)が一心に浄土往生を願う清浄な信仰心を持てば、悟りを得て西方浄土に至り得るというたとえ。
《参考》
(イ)ある人が西の方へ長い道のりを歩いて行くと、突然南北に大きな火の川と水の川が現れ、その間にはさまれて幅4、5寸の白い道があった。白い道は両側から火と水が襲って来るので行くことができなかったが、傍らに人がいて、どんなに水火に脅かされようとも、この白い道を一心に進めば、必ず西方浄土に至り得ると教えたという。
(ロ)人間の怒りや恨みを火の河に、欲望を水の河に、清浄に往生を願う心を白い道にたとえたもの。
《出典》
〔観経疏散善義(カンキ゛ョウソサンセ゛ンキ゛)〕
ことわざ ページ 402 での【二河白道】単語。