複数辞典一括検索+![]()
![]()
もっこうにしてかんす【沐猴にして冠す】▽中国🔗⭐🔉
もっこうにしてかんす【沐猴にして冠す】▽中国
《猿(サル)が衣冠をつけたようなものだの意》りっぱな衣服をつけて外見を飾っていても、心は卑しくて行いが粗暴であることのたとえ。
《参考》
秦(シン)を滅ぼして支配者に成り上がった楚(ソ)の項羽(コウウ)が、「出世した姿を故郷の人々に見せなければ、だれも出世を認めてくれない。」と言って故郷に帰ろうとしたところ、それを聞いたある人が、「『楚の人は冠をかぶった沐猴(猿)だ』と言われているが、なるほどそうだ。」と言った。これを聞いた項羽は怒って、この人を釜ゆでにしてしまったという。
《出典》
〔史記(シキ)・項羽本紀〕
ことわざ ページ 549 での【沐猴にして冠す】単語。