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まよえるひつじ【迷える羊】🔗🔉

まよえるひつじ【迷える羊】 迷いの多い無力な者のたとえ。 ◎『新約聖書・マタイによる福音書』にあることばから。英語はa lost[stray] sheepと言う。

まよわぬものにさとりなし【迷わぬ者に悟りなし】🔗🔉

まよわぬものにさとりなし【迷わぬ者に悟りなし】 世の中や自分自身になんの疑問も感じず迷いもしないような人は、悟ることもまたない。迷うからこそ悟りも開けるのだということ。 〔類〕大疑は大悟の基(もとい)

まるいたまごもきりようでしかく【丸い卵も切りようで四角】🔗🔉

まるいたまごもきりようでしかく【丸い卵も切りようで四角】 話し方、やり方ひとつで、ものごとは穏やかに円満にいくこともあるし、逆に角が立つこともあるということ。 ◎「物も言いようで角が立つ」とあとに続けても言う。

まるくともひとかどあれやひとごころ【丸くとも一角あれや人心】🔗🔉

まるくともひとかどあれやひとごころ【丸くとも一角あれや人心】 性格が柔和で温厚なのは結構だが、時には自分の意地を通すような強い面もあったほうがよいということ。 ◎「一角」は性格がちょっと角立っていること。「あまりまろきは転び安きぞ」とあとに続けても言う。

まわたでくびをしめる【真綿で首を締める】🔗🔉

まわたでくびをしめる【真綿で首を締める】 動きがとれなくなるように、遠まわしにじわじわと責めつけること。 ◎やわらかくて強い真綿で首を締めるとじわじわとよく締まるところから。「締める」は「絞める」とも書く。

まわたにはりをつつむ【真綿に針を包む】🔗🔉

まわたにはりをつつむ【真綿に針を包む】 うわべは一見、やさしそうに見えるが、本当はひどく意地が悪いことのたとえ。 ◎ふんわりとやわらかくて心地よさそうな真綿に鋭い針を包み隠しておいて、ちくりと相手を刺すことから。「綿に針を包む」とも言う。 〔例〕「真綿の針も気にかけず嫁仕事」(古川柳)

まんかんしょく【満艦飾】🔗🔉

まんかんしょく【満艦飾】 女性が身なりを盛んに飾り立てること。また、洗濯物を所狭しと並べ干してあるようすのたとえ。 ◎停泊中の軍艦が、祝祭日などに艦全体に信号旗などを飾り立てることから。

まんはそんをまねく【満は損を招く】🔗🔉

まんはそんをまねく【満は損を招く】 ものごとは頂点に達してしまうと、あとはしだいに衰えていくということ。 ◎満ちていっぱいになれば次には減っていく、つまり損を招くことになるの意から。 〔出〕書経(しょきょう) 〔類〕大吉は凶に還る/月満つれば則ち虧く/十分はこぼれる/物盛んなれば則ち衰う 〔較〕After high floods low ebbs.(満潮の後には干潮)

ことわざ ページ 1078