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むくろじはさんねんみがいてもくろい【無患子は三年磨いても黒い】🔗⭐🔉
むくろじはさんねんみがいてもくろい【無患子は三年磨いても黒い】
生まれつきのものは、どうやっても、変えたり直したりできないというたとえ。
◎「無患子」は山地に生える高木で、その果実を磨いて追い羽根の球などに用いる。
むげいたいしょく【無芸大食】🔗⭐🔉
むげいたいしょく【無芸大食】
ただやたらに食うだけで、なんの取り柄もないこと。
〔例〕「無芸とは過言この飯食ってみろ」(古川柳―「過言」は言い過ぎ)
むこうさんげんりょうどなり【向こう三軒両隣】🔗⭐🔉
むこうさんげんりょうどなり【向こう三軒両隣】
日ごろ親しく付き合っている隣近所を、調子よく言ったことば。
〔類〕近所合壁(がっぺき)
むこくのたみ【無告の民】🔗⭐🔉
むこくのたみ【無告の民】
自分の苦しみを伝える当てのない、身寄りや縁故のない人のこと。
◎自分の苦しみを伝えることができない人たちの意から。
むこのたみ【無辜の民】🔗⭐🔉
むこのたみ【無辜の民】
無力でなんの罪もない人のこと。
◎「無辜」は罪がないの意。
むしがしらせる【虫が知らせる】🔗⭐🔉
むしがしらせる【虫が知らせる】
いやなことが起こりそうな予感をなんとなく感じること。胸騒ぎなどがして悪い予感がすること。
◎「虫」は人間のからだの中にあって、感情や気分などにさまざまな影響を与えるとされていたもの。
むしがすかない【虫が好かない】🔗⭐🔉
むしがすかない【虫が好かない】
なんとなく好感が持てず、いやな感じがするようすの形容。
◎「虫」は「虫が知らせる」の項参照。
むしがつく【虫が付く】🔗⭐🔉
むしがつく【虫が付く】
結婚前の娘に、親にとって好ましくない相手ができることのたとえ。
◎害虫が付いて衣類や植物などが傷むことから。「悪い虫が付く」とも言う。
〔例〕「虫が付かぬ内と桐の木をひかせ」(古川柳)
むしずがはしる【虫酸が走る】🔗⭐🔉
むしずがはしる【虫酸が走る】
たまらなく不快な感じがすること。ひどく嫌うこと。
◎「虫酸」は胃から出る酸っぱい液。その液が口に逆流して吐き気を覚える意から。
むしでもむかってくるものである【虫でも向かってくるものである】🔗⭐🔉
むしでもむかってくるものである【虫でも向かってくるものである】
どんなに小さくて弱いものでもそれ相応の意地があるから、踏みつけるとたとえ強敵にでも敢然と立ち向かってくる。だから、決してばかにはできないということ。
◎英語のEven a worm will turn.から。
〔類〕一寸の虫にも五分の魂
ことわざ ページ 1088。